マガジンのカバー画像

ものうる人びと

編集出版・代理店・制作会社・法人広報・生活者として……いろいろな立場で広告に関わってきた著者による、広告にまつわる色々なテキストが集まっています。広告のまわりにいる人が、ふと足を…
広告にまつわる色々な文章が読めるマガジンです。ものを「売る」「得る」ためのフィクションとして広告を…
¥300 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#広報

SPにつながらない広報が要らないって言うのは、生産性の話と似ている

「制作会社から事業会社に移って広報をしています」そう言うと、ちょっといい感じに聞こえるらしい。今後、多く見られそうな転職の流れだ。たしかに需要はあるし、ハマったら強い。 ただ、広告業界からの転職を考える際に、抜け落ちていしまいがちな視点がある。

自分の苦手なことを忘れていた話

昨日は「クライアントとシンクロできるのって少ない」と書いた。それは言うまでもなく、自分を含めての話だ。「今は、何でイマイチ乗り切れないのかな?」考えていくと、衝撃的な理由が明らかになった。 わたしは半年ほど、学校法人で広報の仕事をしている。今までいろんなところで働いたけれど、「レベチ」としか言いようがない特殊な環境で、毎日が潜入取材のような感覚だ。ドキドキしてしまう。 そもそも、何故ここで仕事をしてみようと思ったのか。それは「今まで続けてきた仕事が次の世代の役に立てるかも

学校広報、逸脱可能性を探して

学校の経営について語る時、多くの人は20年以上にわたって「一般企業のやりかたを導入すればうまくいく」と言い続けています。経済状況が「失われた時を求めて」と言い出したくなる日本の状態で、信用するのか迷って良さそうなもの言説ですが、普遍的な大前提とされているのです。本当だろうか、と疑り深くなってしまうが、仮に百歩譲って、まぁそれが正しいしても、ほとんどの学校は自らの首を絞めていることになります。 なぜなら、一般企業において、広報が集客を直接の目的にした成功事例は、最近のトレンド

45になってもJKってどんなドメインだよって思ったらマジメなLPだったよ。

ばーにら、ばにら、ばーにら、ばにら〜♪ の別系統なのかなと空目した。アカウント名は「@4510jkp」。ジャケットの男性が親指を出して微笑んで、仕事だとかマッチングだとか言っている。皆さんはどう思うだろう?  これは「東京しごと塾」の公式アカウントである。厚生労働省管轄のハローワークとは別機関の「東京しごとセンター」のプログラムだ。失業保険を受け取るとか、中途で勤め先を探すなどしないと、聞いたことすらないかも。かく言う自分は、たまたまプロモツイートが流れてきたので思い出した