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ものうる人びと

編集出版・代理店・制作会社・法人広報・生活者として……いろいろな立場で広告に関わってきた著者による、広告にまつわる色々なテキストが集まっています。広告のまわりにいる人が、ふと足を…
広告にまつわる色々な文章が読めるマガジンです。ものを「売る」「得る」ためのフィクションとして広告を…
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2021年9月の記事一覧

久しぶりにホモソーシャルなチーム編成で楽しそうなおじさんがいる話

前にも少し話をしたと思うが、この夏はパーテーション一枚隔てたところにホモソーシャルな短期プロジェクトチームが爆誕した。トップの画像は、Canvaの素材にちょうどいい(それぞれに似た)人物イラストがあったので、思わず拝借。パーテーションの中は、常にこんな感じだった。 もうすぐ定年を迎える男性プロデューサーAを筆頭に、コピーライター、アートディレクター、デザイナー……偶然にも男性だけのチームができた。この人選は偶然だと思いたい。商材は、男女関係ない。だから男性だけが呼ばれること

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定型文から距離を置いていきたい

先日、こんな記事を書いたのだけれど。 [あの世界的に有名な「〇〇〇」とのシークレット商品を企画中!] あらゆる定型文を駆使した広告でしたが、更新版を見れば、驚くほど見飽きた展開でした。なんてことはない。「世界的に有名な〇〇〇」とは「BTS」のことでした。最近、BTSを紹介するのによく使われる文言。一時期、9mm Parabellum Bulletの前に必ず「最もチケットが入手しづらいバンドのひとつ」をつけるのが流行っていましたが、それにも似ている。 https://mu

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「女性だけ」が売りの組織のお誘いを断った話

タイトルそのままですが、今日はこんな話です。 「女性向け商品を扱うから」という理由で、女性スタッフだけで構成している会社やチームって結構あるんですよね。昔からあったけど、一周まわって最近、むしろそれが正義みたいな風潮がある。 そうした場所からお誘いがあって、選考に乗る前にお断りしてしまった。正直、そういう息苦しさは耐えられないだろうと思った。たとえば、コスメやヘアケアは女性のためだけにあるものではない。 ※この記事は100円で販売していますが、月額300円のマガジンに含

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