見出し画像

人望の正体。

人望
人望ある人に対して、世間の人が尊敬や信頼や期待の気持を寄せること。人々が慕い仰ぐこと。

精選版 日本国語大辞典


羨望
うらやむこと。うらやましく思うこと。また、その思い。

精選版 日本国語大辞典 

人に囲まれることは羨ましい。


多くの人に囲まれたい。
そう思ったことはありますか。

私はそう思ったことはない。
しかし、そのような人を羨ましく思うことはある。

多くの人から注目を集め、信頼され、自らの作る道を多くの人と歩いている。
そんな生き方を羨ましく思うことはある。
そうなりたいと思わない理由は私が向いていないと思うからだ。

大人数と一緒に動くことは疲れる。合わせ続けるのは面倒。
そう思ってしまうからだ。

しかし、やはり羨ましい。

だから、人望とは何か考えてみる。

人望とは

人望
ある人に対して、世間の人が尊敬や信頼や期待の気持を寄せること。人々が慕い仰ぐこと。

精選版 日本国語大辞典

いくつかの要素に分け考えていきたい。

まず構成する要素を抽出する。

登場人物

  • 人望のある人()

  • その他大勢(ファン)

  • 第三者(どちらにも関わりの無い人)

人望のある人を想像したとき、その周りにいる人の名前は必要だろうか。
私には必要なく思える。
そのため、登場人物を二つに分け、そこに観測する第三者を加えて考える。

価値の提供とその方向

これも分割して考える。

  1. 人望ある人→大勢

  2. 大勢→人望のある人

  3. 第三者→人望のある人

  4. 第三者→大勢

これら4点に分割する。
左から右へ利点を提供する形だ。

では考えてみる。



人望ある人→大勢

この方向の最大の価値は場の提供である。

これはコミュニケーションとしての場、自己肯定感を満たすための場等、様々な意味を包括的に考えたうえでの“場”である。

人望のある人の周りには多くの人が集まる。
つまりは場の創始者。雪で例えると塵の役割なのだ。

この例えをした理由がある。

それは人望のある人は「単体では価値がなくなる」ということだ。
その他大勢の人があるからこそ、人望という価値が形成される。

だから他者に最も依存しているのは、
人望を形成する要素だけで見ると、

"人望のある人"なのだ。

もちろん人が集まってくるという、前提としての能力が必要だがそこはおいておく。


大勢→人望のある人

これは前述したとおり、"人望"という要素を提供している。

一見価値の無い人が価値を作っているのがとても分かるだろう。
数は力。

改めてその事実を思い知る。


第三者→人望のある人

これはわかりやすい価値だろう。

多くのひとが羨望を与える。
そうすることでさらに大勢の人口は増加していく。

コミュニティを広げる役割を持つのだ。


第三者→大勢

ここに関しては何もないだろう。

第三者は「周りで群がっているな」という評価で、それ以上もそれ以下もないと考える。

たまにファンコミュニティ等話題に上がるが、大体コミュニティとして何か問題を抱えている場合だろう。

何もなければまず話題に上がらない。



人望の正体。

これらの要素を基に考える。

人望とは、価値と満足感の交換である。

価値を与えている側が価値を受容し、
価値を受容している側が、価値を作り出している。

では、ここで重要になってくるのが、
大勢の質である。

ここまでで、人望のある人に対して必ずしも必要な能力はないが、ファンには、人数が必要である。

人数自体もファンが集めることが出来れば、集める必要がない。

つまり求められるのはファンの質なのだ。

大勢の質。

では大勢の質を高めるにはどうすればよいか。

それは二点考えられる。

  • 能力のある人をファンにする。

  • ファンの能力を高める施策を行う。

この二点だ。

厳選と教育。

これらが人望のある人に求められることとなる。

ファンへの参加ハードルを高く設け、より質の高い場を初めからつくるのか。広くファンを集め教育を行い、質を高めるのか。

ここはまた別の話になるがとても面白いものだろう。。

また、別の機会に考えてみたい。


結論

集団を味方につけ、その質を高め続ける。
そして集団に属する人は、提供者に対し、人望という価値を提供し続ける。

それが人望の正体。

感想

人望を概念としてとらえるのでなく、システムとしてとらえるととても面白い。そのことに気づくことが出来た。


  • 人望を得るために必要な事について

  • ファンコミュニティの質を高める方法


上記についても考えてみたい。

書き殴った文章だが、最後まで読んでくれてありがとう。
書きながら考えたことなので稚拙な点も多いと思う。

ぜひ読んで思ったこと、以前から考えていたことを教えてほしい。
自由な意見、コメント楽しみにしています。


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?