会社にある「コア」とは何なのか? 全社員で考えてみた
こんにちは。スパイスボックス・コアづくり委員会です。
今回は、スパイスボックス内で行われている「コアづくり」プロジェクトについて紹介したいと思います。
「接点」を増やして、多様な「繋がり」を持つ
という目的を掲げ、スパイスボックスでは組織開発の一環として2019年4月から会社の「コア」が何か探し続けています。
何がすごいって、まだコアを特定できていないんです。
様々な個性や得意領域を持った人が集まった会社なのだから明確な「コア」は存在しないのでは? バラバラってことがもはや「コア」なのでは? そもそも「コア」って何? と多くの話し合いが全社を通して何度もされてきました。
2年間の間に全社会を5回開催しています。
【1】全社会開催~スパイスボックスのありたい姿を考える~
【2】全社会開催~スパイスボックスの共通の価値観を探す~
【3】スパイスボックスを体現する共通のコピープレゼン
コアづくり委員会を発足
【4】全社オンライン開催~未来について語る~
【5】全社オンライン開催~スパイスボックスと私の今を語る~
今回は、「コア」の重要性はもちろん、つくることになった経緯や、今後の活動予定を投稿しますので、是非皆様の会社におきましても、お役に立てれば幸いです。
◆なぜ「コア」が必要なのか?
まず前提として、スパイスボックスは「自律分散型組織」を目指しています。
自律分散する集団=多様性のある個のチカラが最大化する集団ではないか? という仮説のもと、これから更に成長スピードを上げていくため、組織の共通価値観である「コアをつくる」ことをドライバーとしたプロジェクトが発足しました。
一方で、社員目線で考えてみると、そもそも「会社」がある意味や、所属するメリットは、個人では成し得ない成果を仲間と協働して実現するためという側面も大きいと思います。そして、最近は特に予測しづらい世の中でもあるので、健全な環境で個々の能力が最大化する集団=自立型組織へ進化させていく必要を感じています。
その1歩として会社内か社員間に存在するであろう「コア」を見つけて、理解することが必要だと考えました。
以上が、2年半もコアづくり・探しに挑み続ける理由になります。
◆「コピー発表会」の実施
存在はしているはずなのに、暗黙化・潜在化してしまっている「共通の価値観」を、一旦コトバ化・コピー化すれば、ありたい姿の行動指針や判断基準が明確になり、よりよい組織になっていくのでは? と考えました。
ただ、会社のことを最も理解している人がつくった方がいいのでは? という意見が出たことから、あえて外部のコピーライターには依頼をしませんでした。
「社名の上につく一行」というお題のもと、「名刺にも記載する言葉」として、コアコピーを考えてくれる社員募集から始まりました。
結果的に、有志社員7組8名が、会社のカルチャーや強みを表したコピーを考えてくれ、全社会でプレゼンし、それに対していいとおもったコピーに社員全員が投票を行いました。
しかし、実際に票は割れてしまい、上位のコピーも規定の賛成率を超えなかったことから、特定の1つのコピーに決まることはありませんでした。
しかし、コアコピーは“つくること”が目的なのではなく、あくまでも“手段”であり、つくっていく“過程が大切”だと考えていたので、有志社員それぞれが見て感じた「押し出したい会社の強み」や、各社員の「投票基準」を知ることができたのは非常に有益なものとなりました。
◆コアは、カルチャーを言語化をすればいい?
他社が掲げる「スローガン」を見ていると、その会社に根付く「カルチャー」をコトバ化している印象を受けました。「根付く」と表現しているように、ごく当たり前に、なんとなくその会社に流れているものなので、もし求職者から「この会社のカルチャーってなんですか?」と聞かれても、すぐに言語化できない人も多いでしょう。
カルチャーとは「誰も見ていないときの振る舞いに表れる。(発言者不明)」という言葉があります。誰にも見られていないときでも、行動指針や、判断基準になっているものがあれば、それがカルチャーであり、コアなのでは?と考えるようになりました。
「パーパス」や「ビジョン」は経営層から出てきた方針ですが、それらを実現するためにこそ、「カルチャー」の認識・体現が必要だと気づきました。
◆「暗黙の共通理解」をどう言語化するのか?
そこで、まずは日々の組織の中で『何が起きているのか?』『何が大切にされているのか?』などを知ることで、暗黙化してしまっている共通の価値観(=カルチャー)を探れるのでは? と考えました。
ここからは未来の話になります。
まず、1月に全社員参加型の社内イベントを開催することにしました。
このイベントで、当日に何をするのかはまだ確定していませんが、全社員が自分ごと化できるワークショップを考えています。
それと同時に、開催までの間、どう社員さんのモチベーションを保っていくか? 3ヶ月間ずっと意識してもらうためには? という試行錯誤にも現在取り組み中です。第一弾としては、Slackに特設チャンネルを設け、noteでの対談発信などを想定しています。
こちらのnoteでも、随時、今後の動きを報告していきたいと思います。
果たして、スパイスボックスは「コア」を見つけることができるのか……乞うご期待!
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