見出し画像

福岡での新たな生活 女性執行役員として拠点を立ち上げ、自身のQOLも向上した話

2017年にウェディングプランナーから異業種転職しIT業界未経験でスパイスファクトリーに入社。2020年からは執行役員として活躍。
現在は移住先の福岡で会社の独自制度プレママ・パパ制度を利用し、2024年1月から産休・育休に入っていく地代さんにお時間をいただき、仕事内容や福岡拠点の立ち上げの経緯などのお話を伺いました。

※プレママ・パパ制度についてはこちらのプレスリリースも参照ください

※未経験で会社に入社した経緯については過去の記事で読むことができます


仕事内容について

地代ちしろさんの仕事内容について教えてください
執行役員として、経営方針に基づいた取り組みを担うなどをしています。組織で新たな取り組みをする際などは、運営においての意思決定含め執行全体に責任を持つ形で業務に取り組んでいます。2020年に執行役員に就任してからも、常に事業部長やプレイヤーも兼任している形ですが、執行役員としての業務比率は組織規模と比例する形で年々増えているように感じます。

事業部長としては、ここ1、2年はマーケティングとアカウントプランニングのチームの統括をしていました。マーケティングについては、元々私がプレイヤーとして担当していたクライアント案件をメンバーへ委譲し、リーダーやメンバーと協力しながらチームのナレッジを整備したり、自社マーケティングの立ち上げに取り組むなどをしました。

アカウントプランニングについては、はじめは私一人でプレイヤーとして全ての新規商談や提案に出て業務を理解するところから始まり、ほとんどゼロの状態から業務フローの構築を進めていきました。最低限の業務フローを自分なりに理解・構築してからは徐々にメンバーを増員し、メンバーのおかげで今では私以外のメンバーのみで業務がまわる状態になっています。

ー やりがいや難しさはどのようなことですか?
自分たちの意思決定や取り組みが組織全体に影響を及ぼすということが、当たり前ではありますが難しさでもあり、やりがいでもありますね。
特にここ数年は社員が増えて組織も拡大しています。私が執行役員として起こしたアクションの影響度がそれに比例して大きくなるので、よりボードメンバーとしてのプレッシャーも増しています。

福岡拠点の立上げについて

ー 2023年から福岡拠点で勤務されていますね。拠点の立ち上げも担当されたそうですが、なぜ福岡拠点を立ち上げることになったのでしょうか?
実は、私がプライベートの事情で東京から福岡に引っ越すことになったことがきっかけでした。
パートナーが転職で福岡に行くことになり、私自身はそのまま東京に残るという選択肢もあったのですが、今後のライフプランなどを照らし合わせて二人で考えた結果、私も一緒に福岡に移住することにしました。

そのことを会社に伝えたところ、福岡はスタートアップに対して非常に魅力的な支援制度設計があるなど、スタートアップが活躍しやすい環境が整備されていることや、今後より多くの豊富な人材が福岡に集まると想定されることなどから、当社にとってのビジネスメリットも見込めるのではという話になり、私の移住のタイミングに合わせてひとまず福岡に準備室を立ち上げてみようという話になりました。

他にも、福岡はアジアの玄関口・リーダー都市とも言われており、当社のビジョンである「アジアを代表するデジタルインテグレーター」ともマッチする取り組みが今後期待できるのではないかという考えもありました。

ー 実際に福岡に移住されてみて、ご自身の生活や仕事の仕方は変わりましたか?
生活は思っていたよりも大きく変わり、全体的にQOLが上がったように感じます。

例えば、東京では1時間程かけて電車を乗り継ぎオフィスに通っていましたが、福岡では自宅からオフィスまで徒歩で通えるので、浮いた通勤時間を使って近所のカフェや公園に立ち寄ることも増えました。このように、仕事をしながらも日常に上手くリフレッシュを取り入れることが以前よりもできるようになりました。よく言われることですが、これは福岡がコンパクトシティだからできることだと感じます。

仕事については、業務範囲や責任そのものは変わらないことや、リモートワークの文化が根付いていることから、移住による抜本的な変化はありません。ただ、本社メンバーとの物理的な距離ができたことを補うために、これまで以上にバーチャルオフィスのGatherやGoogleMeetを活用して活発にメンバーとコミュニケーションをとるようにしたり、私の本社出張のタイミングでチームメンバーにお願いしてチームの出社日を設けるといった工夫をしました。

プレママ・パパ制度を利用してみて

ー 現在はプレママ・パパ制度を利用し休暇中ですね。制度があることで助かったことはありますか?
妊娠してから、つわりなどの体調が悪い時や、通院や出産に関する手続きでどうしても平日に対応しなければならない時も多かったので、産前に使える特別休暇としてプレママ・パパ制度を利用することができて大変助かりました。

ー もっとこのようなサポートや制度があると良いということはありますか?
出産を控えたいち女性従業員として、今回プレママ・パパ制度をはじめとする様々な福利厚生を利用したり、他メンバーからサポートしていただいて感じた事ですが、今後はサポートする側のメンバーに対しても何かしら会社から還元できる仕組みがあると良いなと思いました。

私が仕事に穴を開けた分はサポートしてくれるメンバーのおかげで業務が成り立っているので、サポートした当事者やチームにとってもベネフィットがうまれるような制度等ができるともっとお互いに気持ちよく働けるのではと思います。
もちろん、こういった仕組みは一日二日でできるものではないとは思いますが、ボードメンバーとして今後是非取り組んでいきたい課題です。

会社について

ー より良い会社にするために必要だと思うことはありますか?
スパイスファクトリーは、創業以来メンバーの自律駆動で成り立ってきた部分も多く、メンバーが増えてきた今でもまだまだ仕事が属人的になっている事も多いです。今後より組織が拡大していくことを考えると、個人ではなく組織・チームとして再現性のある仕事の進め方や品質が担保できる仕組みをより整備する必要があると考えます。

一方で、メンバーの頑張りが成果に直結する今のベンチャー気質は維持すべきだと思うので、先ほどの組織としての整備と並行して、よりメンバーのパフォーマンスが最大化できるようなケアや教育設計の仕組みづくりも必要だと思います。

最後に

ー スパイスファクトリーに興味をもってくれている人へメッセージをお願いします
私自身は、はじめはライターという仕事が楽しそうだなという気軽な気持ちだけでスパイスファクトリーの委託ライターになり、そこから正社員になって今に至ります。だからこそ皆さんも、楽しそうとか、やってみたいといったご自身の初期衝動を大切にしていただけたら嬉しいです。

入社してからこれまで、全ての業務が未経験にも関わらず色々な業務に挑戦できたのは、この会社だからこそだと思います。

スパイスファクトリーはやりたいという気持ちさえあれば、どんどん挑戦させてもらえる環境です。挑戦の機会をもらえるということは、同時に一定以上の期待に応える必要があると思いますが、その期待に応えられるよう楽しみながら適切な努力ができる人には向いている会社だと思います。

少しでもスパイスファクトリーに興味をもっていただけたら、ぜひ気軽に話を聞いてみてもらえたら嬉しいです。

スパイスファクトリー株式会社
私たちのMissionは「革新の触媒」であり、Purposeは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことです。デジタルの力で社会課題解決を追求し、新たなビジネスやイノベーション創出に貢献します。
世界がより良い方向に向かう"触媒"であることをMissionとし、他の先進国に比べてデジタル化が遅れていると叫ばれる日本において、より社会貢献性・公共性の高い領域でのDXを促進します。エンジニアが4名で立ち上げ、2016年の創業以来、売上高や事業規模は継続して成長を続けています。

Writer: [Corporate Div. ] RISA MURAKAMI

この記事が参加している募集

仕事について話そう