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運命に導かれた日

占い師してるんですと言うと

幽霊視えたりするんですか?

とか

何で占い師になったんですか?

とか聞かれたりします。

うん、本当によく聞かれる。

ちなみに私の場合でいうと

実は霊感はあんまり強くありません。

「あ、これは幽霊だな~」

ってハッキリみえたのは

今までの人生で10回程度かなぁ。

霊感があると自信を持って言うには、正直、微妙すぎる数字ですよね・・・?

なんかいま後ろにいるなぁってくらいならよくあるんですけど

そのくらいのは無視を決め込んでるので

ノーカンということにしています。。(笑)

だから、人よりも第6感ていうのはあるけど

特にそれを仕事に活かそうだなんて考えにもならず。

普通に短大を出て就職しました。

土日祝休みの営業事務のお仕事で

人間関係も悪くなかったので、それなりに長く勤めていました。

ただ、何か伝わるものでもあるのか

「ここだけの話なんだけどね?」

と、よく恋愛相談を当時からされてて。

そして実際にその方の恋愛のお話を聞いてると、

ある瞬間に、ふっと映像が見えてきたりする。

それは恋愛相談している目の前の人と、その方の彼氏が桜並木の下を仲良く歩いているところだったりもする。

連絡がつかないって言ってるけど、どうやら花見には一緒に行ってそうだな。と分かるわけです。

でもそれを馬鹿正直に伝えたら怪しいやつ認定されるだけなので

ふんわりと

「そのうちに連絡来そうですけどねぇ」

なんて答えてました。

それで1週間後に

「連絡来たよ~!」

なんて報告受けて、

それじゃお花見とか行ってみるといいですよ~

なんて、その時になって初めて伝えたりしてました。

その時の彼女は、そのお花見の彼と結婚しまして、今では双子のママになってます。

本当に素敵な方とご縁が結ばれてよかった!

と今でも思い返すと嬉しい気持ちになりますね。
 

こんな感じで、当時から人の話を聞いてると映像が見えるタイプの人間ではありました。

でもね、これも結構ムラがあったので、見えるときは見える程度のものだったんです。

体調が悪かったりすると全く見えなかったり。

たまーに怖い映像を見ちゃったりもするので

そんな映像を見させられるくらいなら見えないほうがマシじゃないですか。

保守的な性格ってのもあったんだと思いますが、誰にも打ち明けられませんでしたね。

100%じゃない以上、証明できないし。



そして、ムラのある能力だから、自分の恋愛もよく視えてなくてずいぶん失敗もしました。
(後から分かったことですが、霊視って自分のことは見えないケース、かなり多いらしいです。私も多分これに該当します)

霊視や占い、強制縁結び、波動調整、オーラ、ツインレイ・・・
かなり試しました。

実はね、一気に30万円くらい使ってしまったこともあります。

本当は途中から「もう彼との未来はないな」と頭では分かっていたんです。

大好きだったから何とかならないかと思いつつ、

本当は次に進むための言葉を探し歩いてたんだと思います。

占い師さんに「大丈夫ですよ~」と言葉で寄り添ってもらって

その時は安心するんですけど、

怖くて自分の足で前に進んでいけないような状態でした。パワーが圧倒的に足りてなかった。

転機となったのは、とある占い師さん(現在の師匠)との出会いです。

チャキチャキしたタイプの占い師さんで、

こちらの問いにスパっと的確な返事をくれる。それが小気味よいし心地良いしで、すっかりファンになっちゃって。

彼との未来の前に、自分の人生を生きるのが先だよ。行動してる?

と教えてくれたのも彼女です。

この言葉は刺さりました。

本当にその頃の私、自分の人生を生きてる感じがしなかったし行動もしてなかったのです。

アドバイスを貰っても行動しないなら、そりゃいつまでたっても状況は良くならないよねと。

ここでようやく、自分で行動して未来を創っていかなきゃいけないと心から思えるようになったんです。

そこで何となくピンときて、実はたまにこんな映像が視えたりするんですけど、何か意味があったりするんですかね?

って相談したんですよね。

それに対して彼女は、

映像が見えるのはあなたの特技で特に意味なんてないけど、その能力を生かしたいならその道は開かれてる

と、やっぱりスパッと教えてくれました。

それで、何だかんだ占い師としてのお仕事をお世話してもらって、気がついたら占い師になってました。
※急に雑な説明になってごめん。でも本当こんな感じでした。

始めは副業占い師だったんですが、それこそ運命に導かれるように専業占い師としての道に踏み入れてました。

人間、収まるところに収まったら運も味方するっていうじゃないですか。

占い師になっても生活できないよなぁなんて考えてたんですけど、

ありがたいことにお客様もついて、信頼してリピートしてくれる方も出てきて。

けっこう早い段階で生活できるレベルにまでなっていたと思います。

私もお客様の役に立っていることが感じられると嬉しくなり

そんな気持ちに応えるように、

ムラのあった能力もその頃から強くなっていきました。

師匠いわく、私は今まで見ようとしてなかっただけなんですって。

まぁ確かに、勝手に流れてくるものだと思ってたし、見たいとまでは思ったことなかった・・という感じでしたしね。。

でも、お客様がいて報酬をいただいている以上、

覚悟を決めて「見よう」ってなるじゃないですか。

占い師になったとたんに良く見えるようになったのは、そういうことだったんだと思います。

そして、占い師になるのと同時にタロットの勉強も。

確かに未来視とも呼べるものは持ってはいますが

そこまで使い勝手の良いものでもなく。(多用すると疲れる)

占い師と胸を張ってお客様の前に立つために

それはもう必死で勉強し

そして師匠にも教えてもらいました。

今では恋愛心理学やコーチングも取り入れ

そちらも日々、勉強を続けています。

とはいえ、占いや心理学は学べば学ぶほど奥が深く

とても楽しいのですけどね。

そうしているうちに1000人以上のお客さまとご縁をいただいて、最近、本当にありがたいことだなぁと思ってます。

リピーターさん曰く、私の占いは知りたいことをスパっと言ってくれるとこが魅力らしいんですけど、そこは私の能力というより師匠の影響です。

真似しているうちに自分のスタイルとして定着したみたい。それも何だか嬉しいですね。

だから占い師になった理由としては、

「流れで」「いつの間にかなってた」という感覚ではあります。

龍神様が夢枕に~とか、すごいドラマティックなエピソードとか出てこなくて拍子抜けしたんじゃないかなぁって思うんですけど、

占い師なんて、案外みんなその場の流れでなってるもんなんじゃないかな。

なんて・・・すみません、私だけかもしれないですが、

実は結構本気でそう思ってます。

占い師になってからつくづく思うんですけど、

人生ははネクストアクションを起こし続けることで創られていきます。

そのネクストアクションを起こすきっかけをもらえるのが占いです。

自分の人生は自分にしか創れないんです。占いはあくまでもきっかけづくり。

占いを受けたから人生が変わるわけじゃない。

だからこそ私は、本当の意味でお客さんに寄り添った占い師になりたいと思ったし、

「良いきっかけ作り」をして、お客さまに

「それなら行動してみてもいいかな」

と思えるような占いをするように心がけてます。

せっかくなら良い方向に向かっていってほしいから!

そこだけは、この先も変わることなく信念として持ち続けるんだと思うのです。

ここまで読んでくださってありがとうございました!



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