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1227いい女ぶってるわけじゃねぇし

私は父方の祖母にとても良く似ていると言われる。
具体的には

  • ゲラ(冠婚葬祭やばい人)

  • 男友達だらけ

  • 安価で見た目重視のキラキラアクセサリーが好き

  • 変な料理だけできる

今日は最後の項目について書こうと思う。
父は自分の母親の料理が「おいしいと思うことがなかった」と言う。
例えば「すごくまずいそばがあった」と言っていたのだが、そばをまずく作るほうが難しそうなので興味しかない。
他にもどうやったら…?みたいな料理がまずいリストに次々あげられるので逆に全部食べたいなと思う。
そんな中感動的においしかったものがあると言っていて、これは私の母も「あれは本当にやばいくらいおいしかった」という。

ロティサリーチキン

いや、むずかしくね??
チキンを絶妙な焼き加減で作るの超難しいはずでは。
しかも忘れないで欲しい、祖母なので結構昔の人であることを。
普通「おばあちゃんが作るおいしい料理」というと肉じゃがだったりそういうのじゃないのだろうか。
あとビーフストロガノフのめちゃくちゃおいしかったらしい。
難易度も料理もおかしいんだよ。

さて散々人のことを言ったが、私は人に料理ができないという。
実際にできないから。
料理好きな人が私の食生活をみたら卒倒するのではないか。
最近はグラノーラばかり食べている気がする。
一時期そうめんも食べまくったかな。
アラサーまで炊飯器の使い方もわからなかった。
お金を出しておいしいものを食べるのは大好きだけど、自分で努力しては食べたくない。

しかし何も作れないわけでもない。
得意なものが2つある。
一つはサルサ。
まあこちらは具材を混ぜるだけだし、簡単は簡単なんだが調合と工夫で味がものすごくかわるので、その調整はうまい自信がある。
もう一つ、それでは聞いてください。

ローストビーフ

散々祖母の得意料理が極端と非難をしたが、自分も大概だと思う。
ロティサリーチキンもローストビーフ同じではと改めて認識している最中だ。
やはり似ているのだろう。
ちなみに味噌汁とかは絶望的に下手です。
なんで?どうやって?って思うでしょう。わかりません。

というわけで先ほどローストビーフを作りました。

いい焼け具合です

肉が割れてしまったのは残念だけれど概ねよしとしましょう。
書いていて思い出したがタレを作り忘れた。
めんどくさいのでもう明日市販のものを買おう。
明日パーティがありましてね。

そういう文化のもと育ったので、オーブンを駆使したパーティフードは得意なのである。
しかし祖母に教えてもらったわけでもないし
うちは外食も多く母もそんなに料理をするタイプではないので、自分でもどこで覚えてきたのだろうと思う。
大人になって気づいたのだが、意外とみんな外食ってしないものなのだな。
子供の頃から多かったのでそういうものだと思っていた。
故に「母の味」みたいなものが特になく、それに一番近いのが同級生の父兄が作ったサルサなわけだ。

ちなみに母の味がないことにはなにも抵抗はなく、むしろそれより素敵なことをたくさん一緒にしてくれて、
料理よりもっと面白いことをたくさん教えてくれてありがとうと思っているので母は非難しないでほしい。
ご自身の価値観は、ご自身の内にそっとしまっておいてください。
母もできないわけでなく当然料理はして食べさせてくれていた。
普通においしかったが、私や弟の子育てをするなかで料理に重きをおいていなかっただけだ。

なので私もそう、できないわけではなくやらないだけ。
特に自分のためとなるとよりやる気が削がれる。
でもやるなら本気でやったるよ精神なのできちんと作る。

ちなみに先週末大掃除と称してキッチンをめちゃくちゃディープクリーニングしたのだが、
今日料理を5品ほど作ってヒッチャカメッチャカになったのでキッチンが大掃除前よりも悪化している気がする。
順番を間違えたか。
いや、いいんだいいんだ。
人様に振る舞うだけだし、衛生は大事ですから。

おいしいローストビーフと引き換えに、
掃除前より散らかったキッチンと手の洗いすぎてバキバキになった手が残された悲しいサラリーマンの深夜の独り言でした。

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