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U10BiC作業日記②

今日はピアノが1台入荷する。
9時からの予定で、お店(工房)には3分前に到着…

運送屋さんのトラックはまだ来てない。良かった待たせてなくて。トラックは9時ぴったりに到着。きっと近くで時間調整してたんだ…待たせてしまったかも。

今日入荷したのはW116SC(ヤマハ)で外装はサペリ。お店には美しい木目のピアノしか展示しないと決めている。(今のところは…)

今日はU10BiCの作業を出来るだけ進めたいから、W116はじっくり触る時間はない。外装取って、中の状態をサラッと見て、また外装を付ける。
この子は手がかかりそう…3日、4日かな…。妥協せず自信を持って展示販売できるようになるまでは、手間と時間は惜しまない。

搬入は15分位で終わって、それからGoogle map用の写真を何枚か撮って、U10BiCに取り掛かる。
お店の物件は1Fがテナント、2回はワンルームの住居。
お隣さんのテナントはお休みのようだけど、居住者さんもお休みで在宅かも。午前中は静かな作業しよう。

まずはファイリング。ハンマーは綺麗で弦跡も少なかったけど、この後の調整でハンマーと弦の位置関係を見直すためにやった。

約1時間で終了。やっている最中にフレンジコードが気になる。劣化はしてないけど、少しだけ変色してる…。景色が美しくない。交換する。

美しくなった。アクションのネジも増し締めして。埃も隅々まで掃除できたので良かった。
ダンパーレバーのスプリングも綺麗にしておこう。結構軋みの雑音がでやすい箇所。
スプリングの頭と、接する木部をベンジンで綺麗にする。

最後にアクションを外に出して、ブロワーで埃やハンマーの削りカスを掃除した。

ハンマーレールを付ける前に、ハンマーシャンクの捩れが大きい所を2〜3本、アルコールランプで熱して修正。微調整はまた後で。直す前の写真を撮り忘れる。


13時までかかって、お昼休憩15分する。

休憩後は調整をした。
前回は下調整。下調整のイメージは土台造り。点数に例えると50〜60点狙い。いきなり精密なことして100点狙いはしない。どうせ直ぐに変化するし、ざっくりを何度も繰り返した方が、最終的な仕上がりはいいし、安定するし。

弦合わせ。走りを取って、間隔を揃えて、角度はもう少し精度が上がってからする。

鍵盤調整再確認して、から直しして、鍵盤ならし。水曜日に1回やったけど、もう少し乱れてる。今日やっていい感じになった。(まだ変化するけど…)

あがきを見直して、ストップやって、その前に接近もやったか。
ダンパー関係の調整して、今日はここまで。

今日でだいたいの形は見えてきた。
次高音から上が硬いから、少し優しい音色にして、弦合わせ精密にやって、その他の調整も精度上げて見直して、調律して完了となるかな…

ペダル周りと、鍵盤押さえのフェルト、マフラーフェルト貼り替えて、金属部品ピカピカにして、鍵盤の上面磨いて、あと最低2日かな…

夕方、お店用に買った中古の加湿器が届くんだった!
あわてて帰宅。

パナソニックの気化式。
ピアノへの必需品。
2021年製で綺麗で安くて思わず買ってしまった…。

自宅用と比較すると…大きすぎる…

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