並走、成長
地元の友達のゆかとジムに行った。
この前遊んだ時に、お互い同じジムに入会してることがわかり、「一緒に行ったら絶対楽しいよね!!」ということで話がまとまり今日に至る。
ストレッチまではグダグダ話しながら同じペースで楽しく取り組めていたけれど、有酸素運動が始まってしばらくすると状況は一変した。
ゆかが早々にへばったからである。
実は私は入会してからほぼ毎日欠かさずにここに通っているので持久力にはそれなりに自信がある。あと地味にもともとがんばりやだったりする。
「向こうで休んでるね~」というゆかに対し、「だいじょうぶ??」なんて心配げな表情を見せてみたけど、本当の心配は別のところにあった。
いつまでつづけていいのか問題。
正直あと1時間くらいは続けたい気持ちがあったけど、この後もゆかとお茶の予定を組んでしまっているので、彼女を無視して運動しているわけにもいかない。
結局予定より30分早く切り上げることにした。
少し待たせた申し訳なさと、もっとがんばれよという気持ちがせめぎあって、「お茶楽しみだね~!」という言葉でマイナスな気持ちをぼやかした。
なんとなく、高校の頃のマラソン大会を思い出した。
友達と一緒に走る約束をして、でも最後にはどちらかが置いていかれて、裏切っただのどうだの論争が生まれるという毎年の流れ。
当時の私は置いていかれる側で、「私だったら絶対置いていかないのに」なんて思ったりもしたものだけど、あのとき置いていった友達の気持ちが今更ながら理解できて少し泣きそうになった。絶対なんてない。普通に置いていきたい。ジムは一人で行きたい。
視野の広がり。これは大人。
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