奪取、ダッシュ

私の朝は遅い。

起床13:00。ていうか昼。
それから軽くスマホをいじっていたらいつの間にか14:30過ぎてた。
こわすぎ。はやすぎ。
え、わたし世界を置いていっていたかも。あまりにも先を行きすぎたかも。

とりあえず買い置きしていた冷凍パスタでなんとか朝食だけ済ませた。
いや昼食か。

この時間からだと何か本格的な行動を起こす気にもならないし、もう今日はあきらめてシエスタ決め込もうかと思ったけど、さすがにそれは悔しすぎるので、なけなしの気力で準備してジムに行った。
土曜の午後。
さすがに混んでいる。マシンが中々空かない。正直待ちたくない。
でもなけなしの気力をすべて費やしてここに来ているので、他に移動するなんて無理。かといってこのまま何もせず帰るなんて言語道断。
仕方がないのでストレッチとバランスボールで時間をつぶしつつマシンが空くのを待った。


ようやくマシンが空き始めた。ここからが勝負。
他にもマシンの空きを待っている人がいる。
完全に学園天国。ていうか運動地獄。どいつもこいつもあの席をただ一つ狙っているのよね。

しかしここは入念なストレッチの勝利。わたしが数少ない席をタッチの差で勝ち取ったというわけ。1時間強のストレッチを強いられた甲斐があった。

どや顔でマシンを操作して、動画を見ながら歩いていたら、10分くらいで画面が暗転。直後にマシンが急停止。

どうして、、、

とりあえずスタッフの人に報告。
報・連・相は社会人の基本。
色々見てもらった結果すぐには直せないらしい。絶望。

幸い他のマシンも空いてきていたので別のマシンに移動したけど、近隣のマシンではさっきまでともに争奪戦を繰り広げた人たちが悠々と走っていて立場がなかった。
せっかく勝ち取ったのに。


世界の非情さに心で泣いた。
心なしかいつもより汗の量が多い気がした。

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