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夏の夜

大切なものを失ったはずなのに
思い出せず満たされている

酔い心地 夜空の月と目が合った
静かな女神に 正気になる我

静かな笑み 美しき人の如き月
孤独を想う 夜空にひとり





良く飲んだ日の帰り、何か大切なものをなくした気がするのに、思い出せないのはどうして?
恋人と別れた後のような感覚。

こんな風に忘れていくのかなって、それもそれで幸せかと、ふと空を見たら月と目があった。

お辞儀をしたくなるくらい、静かで美しかった。
夜空にひとりで寂しくないのかな。
三日月の線の細さがそう思わせたのかな。

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眠れない夜に

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