僕が夫になる日まで②
前回の記事ではお付き合いに至るまで、友人関係から一歩脱却する部分を書きました。
僕が夫になる日まで①
ここからキリが良い所まで綴っていくのでお付き合いください。
交際スタート!からの同棲
数年ぶりの彼女と言う事で大変浮かれていたと思います。
これまでは知り合った当時のSNS上でのあだ名で呼びあっていたのが、普通に名前で呼び合って照れ臭かったり、当たり前に会う約束をしてるのも新鮮でした。
そんな順調な交際ぶりでしたが半年以上経った頃、僕から同棲を持ちかけました(突然)
年齢的に将来的な事も多少は考えていましたが、理由としては「もっと一緒にいたかった」というのがメインの理由でした。
(思い返すと30代男性とは思えないかわいらしい理由)
しかし、1つだけ懸念が。
当時、妻はシェアハウスで1人暮らしをしていたのですが持ちかけたタイミングではシェアハウスを退去していて、一時的に実家に戻っていたのです。
実家(千葉)に住んでる娘さんを連れ出して同棲…。
仮に将来の事を考えるなら御両親に会わずに連れ出すのは誠意に欠けるのではと思い、これは一度お会いしてご挨拶せねば...という事になりました。
数か月後、日程と場所を決めて御両親との初対面。
場所は銀座の飲食店で、御両親の行きつけのお店。
完璧にアウェイではあるが、事前に彼女と軽く傾向と対策を練って、いざ。
あまり何を話したかとは覚えていないが、一通り自己紹介して「結婚を視野に入れての同棲である」という意思表示をしてお許しを得ました。お酒を飲んでも全く酔えなかった事をよく覚えています。
(人生で彼女の両親に会うイベントが初めてなのもあり、めちゃくちゃ緊張していたので、あまり元気のない人間に思われていたようです。笑)
これが丁度交際1年経った頃。2017年4月のお話。
一緒の時間
2017年5月、元々僕が住んでいた6畳1Kにて同棲スタート。
丁度5月末が更新時期だったのですが1か月で物件を決めてまた引っ越しというのは無理なので一旦更新し、順調に毎日を過ごしていました。
今思えばよく1人用のクローゼットに荷物が収まっていたし、個々の部屋がなくてよくお互い嫌にならなかったなと思います。
幸いにも僕は土日休み、彼女は不定休でそれぞれプライベートが確保されていたことと、2人入居可で1人分の家賃で済んでいたことが利点だったと思います。
ほとんど喧嘩という喧嘩もなく(僕がかなり怒りの沸点が高くて言い争うまでに発展しない&彼女も自分の家という訳でもなく遠慮があったそう)そのまま2年もその部屋に住み、更新時期が近づいてきました。
今度は普通に住める広さで部屋を探そうという事になり物件を探すことになりました。(現在の家です)
色々お互い条件がありましたが、概ね満たせて且つ初期費用・家賃ともに格安の物件が見つかり、内見・契約となりました。
その際、提出書類の中で「婚約証明書」というものがありました。
簡単に言うと、「現状、未婚の男女であれば将来的な結婚の意思表示をしてくれないとダメよ」といった内容の書類で、彼女はそれを涼しい顔でサラサラと記入し、保証人である両親にも事情を説明して記入してもらいました。
同棲している間、将来の結婚については時々話には挙がっていましたが、具体的な時期までは話しておらず、「いつかは…」という雰囲気でした。
無事審査が通り、引っ越しも完了して真っ当な(?)生活を手に入れました。2019年6月のお話。
結婚に向けて
上記引越しより少し前の2018年秋頃。
33歳を迎え、同棲も1年半程経ったし、そろそろ身を固めないといけないなと思い始めていた。
彼女は「何歳までに結婚したい」というのは僕には言ってこなかったけど(今となっては内心は分かりませんが)僕の中では彼女が30歳までに結婚したいなと思っていた。
でも何となく自分の中で夫になる自信が持てなくて、踏み切れなかった。
僕の場合は「今の仕事でいいのか」と「年収」が自分の中で同世代に比べて納得できるものではなかった。
前者は結婚以前に自分の人生として何年も燻っている感覚を持っていたし、後者は様々なシーンで30代男性としてモデルに挙げられる数字よりは少なかっただろうし、高卒というのもあって同世代と比較しても少なかったと思う。
自分としては、結婚したらもちろん家族のためにも頑張って働かないといけないと思っていたので、その辺りの不安を解消しないと決断できないだろうと思っていた。
女性側からすれば「そんな男の自信とか知らない」とか「何悠長なこと言ってるんだ」と思われるかもしれないけど、結婚してから自分のことであれこれ考えたくなかったし、一家の大黒柱になるんだからそういう男にならないと!という気持ちがあった。
なので、自分の本当にやりたいことを見定める&モチベーション的にも会社経営的にも定年まで働けそうな会社を見つけるために転職活動をすることにした。2018年11月のお話。
思ったより長くなりそうなのでここで一旦区切ります。