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ドリアン(メジャースケール)の練習(というかオルタネイトピッキングの練習)の続き(skip-step-step)

昨日、もう何年も付き合ってくれているHさんとのレッスン中に、ああこうするとオルタネイトピッキングが間違えずにスムースに行くのではないかっていう練習方法を思いついたので、ここに残しておこうと思います。

それはシンプルに、裏拍の音にアクセントをつけて弾く事です。

そういえば自分も昔、アップピッキングがダウンピッキングに比べて弱いと感じて、アクセントつけて練習した時期があった事を思い出しました。

やり始めはなんだかフレーズやメロディーがひっくり返ったように感じて、いびつな感じになっちゃうかもしれませんが、だんだん慣れてくると自然にいいバランスで歌えるようになっていくと思います。

ギターの奏法上、やはりテクニック的にはアップピッキングの方が弱点になりがちだと思いますが、そもそもフィンガースタイルの人差し指や中指は下から上に引っ掛けて弾くものなので(あんまり関係ないかな。。。)、メロディーを弾く時のバランスはアップピッキングによって作られるような気がしたりもします。

トレモロピッキングのウォームアップでも、引っかかるのはアップピッキングのほうが多い気がしますし。。。

これまでもいくつかオルタネイトピッキング強化の記事はあげましたが、これらももう一度アップピッキングにアクセントをおいてやってみて欲しいです。

そして今回の譜例もドリアンスケールなのですが、ただ四音づつ進むのもなんなので、二音目をスキップしてみました。

では譜例です。

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弾いてみたら私はこの動きは今まで練習したことがなく、意外と運指に手こずったりしたので、期せずして思い出すだに繰り返し練習したいシーケンスになりました。

この譜例に限らず、試しにアップピッキングにアクセントをおいていろんな譜例に取り組んでみてください(もし左手の運指でひっかかってしまう場合は、まずそちらから作っておくのも手かもしれませんが)。

オルタネイトピッキングがぶれなくなって、自分で弾くアドリブなんかでも表裏が自然にわかるようになったら、全てのアップピッキングにアクセントをつける必要はないと思いますが、しばらく頑張ってみましょう。

この練習を続けることで、単にアクセントをつけるだけじゃなくて、裏拍のアクセントをつけた音からノンアクセントの表拍に流れる発音の感じ、そういう訛りが感じられるようになると尚いいと思います。

他にも裏拍のメトロノームに合わせやすい、右手に意識が行く、任意にアクセントをつけるテクニックがつくなど、いい事がいくつかあると思います。

是非トライしてみてください。

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