統一教会（カルト）とテコンドー
統一教会＝原理研（統一原理研究会。統一教会の学生部門。現CARP）は、大学内にサークルの形で根を張り信者を拡大していく、いわばキャンパス・カルトの走りであり、そのもっとも成功した例だろう。近年では親鸞会やヨハン教会などが、その方法論を踏襲している。あのオウム真理教もヨガ・サークルに擬態してキャンパスを布教の場のしていたことは知られている。
筆者は80年代のある時期、都内の大学内の原理研の実態取材を試みたことがある。とはいえ、当時、筆者は一介のアダルト系ライターだったので、取材はあくまで個人的趣味の範囲内だったが。この頃、原理研が根強かった大学は、早稲田、青学、立教、明治学院といったところで、早稲田を除けば、みなキリスト教系の大学ということになる。
取材の過程で明治学院の反原理研のグループとも親しくなった。まあ、当時、原理研と真っ向やり合っている集団といえば、左翼系グループに相違ないわけだが（筆者も何度かセクトに入るようオルグされかかった）。
面白い話を聞いた。キャンパス内で無許可の布教活動をやっている原理研グループに止めるように注意したところ、韓国空手同好会を名乗る連中が現れ、いきなり肉体言語（暴力）を浴びせてきたというのだ。当時まら、テコンドーという呼称は一般的ではなく、「韓国空手」を名乗っていたようだが、どうやらこれは原理研の別動隊なのだった。
テコンドーといえば、シドニー五輪女子67キロ級銅メダルの岡本依子選手が韓国人コーチに伝導され、突如、韓国キリスト教（ウリスト教）に帰依し、ブログでやたら「神様」を連発するようになってファンを驚かせたが、テコンドーというのは意外にカルトの隠れ蓑になっているケースは多いかもしれない。これから大学でテコンドーのサークルに入ろうと思う人は、その背後関係などあらかじめよく調べてみたほうがよさそうだ。
※表題画像はイメージ写真です
初出・『反日宗教の真実』（オークラ出版）、「『反共』から『反日』へ 日本人の精神を蝕む統一教会のカルト性」より、ごくごく一部を抜粋・加筆。
（追記）
統一教会や摂理だけでなく、韓国キリスト教はひとつの例外もなくカルトである。まず、この認識を共有したい。
統一教会が、ここまで日本で伸びてきた一番の要因は、原理研究会を通じての大学生のオルグである。いくらマスコミが霊感商法を叩いても、自民党が絶縁宣言をしても、各大学内の大掃除をしない限り、彼らを根絶やしにできない。そこに触れているメディアは、あるのだろうか。
原理研もさすがに、近年そのままの名前では活動しにくくなかったのか、近年、CARP（カープ）と改称しているようだが、実態は同じだ。
上でも記述したが、かつて原理研の巣窟だったのは、都内の有名私大だった。特に早稲田や慶応といった一流私大の地方出身者の新入生はねらい目だそうだ。地元の高校でもそれらの大学に進学できるのはクラスで一人か二人、大学内に友達もなく、またお勉強ばかりして世間知らずなので、擬態サークルの勧誘にころりとやられる。童貞も多いだろうから、先輩女子から「血分け」（セックス）されれば、抜けられなくなるやつも多かろう。
CARPと名称を変えて以来、その浸食は都内の有名私大から、地方の国公立大にまで進んでいるようだ。やはりお勉のできるお人よしはねらい目なのだろう。
また、ウリスト教の擬態サークルとしては、上でも挙げた、テコンドーに、ゴスペル、韓国語会話がそれで、これらの看板を挙げているところは要注意だ。もっとも、最近はそれらに留まることなく、あらゆるサークルに擬態している。極端なことをいえば、バレーボールの同好会と思って入会したら、ウリスト教だったということもありうるのだ。最近、めきめきとキャンパス内で勢力を伸ばし、原理運動の再来とまで言われているヨハン早稲田教会（教祖は全圭東）は、「ヘブライ語研究会」の名称で大学から公認を受けていたという。また、九大CARPは各種ボランティア活動で自治体から感謝状まで贈られているのだ。
テコンドーについていえば、本家韓国のテコンドー連盟からして、毎回理事長選挙では、怒号と汚物が飛び交う生臭さ。これが韓国の国技なのだ。
まあ、日本の空手界（フルコンも全空連も）も統一教会とは付かず離れずの関係がありましたけどね。統一教会系企業の一和高麗人参茶のCMにも空手が登場した。いずれ、そのへんも考察してみましょうかね。
▲テコンドーの型「重根（チュングン）」は安重根の意味。テコンドーを介して、無垢な学生は反日洗脳されていくのだ。
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