見出し画像

すぐプロポーズする男

そう、この世にはすぐプロポーズする男がいる。

女が夢見る一世一代の素敵なプロポーズ、、、とは違い、

いとも簡単に求婚してくる男がこの世にはいるのだ。

実際私も、結婚して欲しい、と言われたのは9回もある。

これは自慢でも何でも無い。顔面も世の女性たちの平均値よりきっと少し下だと自負しているワタシ、がである。

最初、「結婚」と口にされたときは本当にときめいた。

男は責任の重さから、結婚と口にすることは中々出来ないと、世の常識的に思っていたから。だから、結婚なんて言葉が出るなんて、私に心底惚れて愛してくれているんだ、と解釈したからだ。

だが、その最初のプロポーズも、色々あって結局結ばれることはなく、その後の何度にも渡る「結婚」の言葉を色んな男の口から聞くことになるのだ、、、

case1. 初めて女に惚れたとき

これは想像がつく。付き合った女性に、男が初めて惚れたとき。コレは初めての彼女では無く、付き合ったとしても、男が心ときめかせて惚れていないと事は起らない。男が初めて心から好きになって、離したくないと思ったとき、この相手を永遠に自分のそばに置きたいと思ったとき、プロポーズしてくる時があるのだ。。。が、、この場合の悲しい点は、燃え上がった一瞬の気持ちは本当だが、結構な確率で燃え尽きてしまい実際の結婚には至らないこと。そして一度恋愛のドキドキを知ってしまったこの男が次から付き合った女性には中々プロポーズをしない事が多い。。

私も、初めて受けたプロポーズがこれだった。

高校生の時のバイト先で知り合ったカレ。ひとつ年下で、カレはまだ誰とも付き合った事が無かった。

とてもカワイイ顔(V6の岡田君似!)をしていて、ちょっかいを出す私に惚れてくれ、付き合うことに。そこからカレの初めての女(!)になって、カレはメロメロだった。笑 そりゃー私で無くとも、高校生の男が初めて経験した女に夢中になるのはよくあること、、、その後、卒業しても関係は続き、、、彼が就職したあと、突然、スーツで婚姻届を持ってきたのだ。(なんと、両親にも了承を得てきた、との言葉と共に)

それはそれは嬉しかったワタシ。ずっと好きなカレにこんなに若くプロポーズされるなんて思ってもいなかったから。

その場の勢いで、嬉しいままに婚姻届に記入し、大事に持っていた。

そして新居を決めたり、家具を見に行ったり、、としているうちに雲行きは怪しくなっていく、、、

カレが社会人へと成長し、色んな女性と出会い、目移りしだしたのだ。

カレの態度からも段々とそれらは感じ取られるようになって私はもうカレと結婚することはないんだな、と自分で腹をくくり、別れを切り出した。

カレは抵抗も肯定もしないまま、静かにその関係は終わった。(ちーん)

若さって、素敵で残酷よね。。

case2. そろそろ身を固めたい男たち

私が受けた「結婚したい」の言葉のほとんどがこの男たちによるものだった。

一通り、遊び終わって、友達周りと呑みに行くのも飽きて、男として身を固めたいと思った時、「おまえと結婚したいと思っているから」と言う。

他に「おまえとなら子供が出来ても良いと思っているから」とか

「結婚前提に、というか(付き合うの吹っ飛ばして)結婚してくれない?」とか言う。

まぁ35歳前後からの男性に多いよねぇ~

でもこんなことを言う男性って、相手の女性をみて、この人となら心底結婚したい!とかじゃなく、基本自分を見つめてるプチナルシストが多く、そろそろ結婚したいからこの女性ならOKかなって感じが多い気がする、、、

だから、私だから!では無く、イケそうと思った女に、タイミングが合った女に、「結婚」という言葉を出すタイプなのだ。

プチナルシストなので、一応演出もちゃんとする。笑

バラを何十本車のトランクに用意して、サプライズしたり、

街中の人が多いところでいきなり抱きついて、君しか居ない!とささやいたり、、、

数年水商売を自営させて頂いたおかげで、結構男性の見る目が付いていた私はその言葉や行動に甘さを感じることはなく、その自分を見つめる自分中心の男性がとてもニガテだった。苦笑

こういうタイプって、相手にされないと分かった瞬間、切り替えの早さはピカイチで数ヶ月後には他の女性とデキ婚していることもザラ!(わざわざLINEのタイムライン等に投稿していて目にしちゃう)

まぁよかったね、と思う反面、あいつが発する結婚という言葉はなんて軽々しいんだと、勝手にイライラする。

水商売をしているときに関わらず、その後の大手会社でOLをしているときも同じ事は多々。あぁ、夜も昼もヘンな男の人はいるんだな、、と思った。(ごめんなさい)

case3. 付き合ったその後のプロポーズ

これはみんなが想像するとおり、

好き合った男女が、数年一緒に過ごし、お互いがわかり合った上で、

男性が決意を固め、この女性なら、と結婚を申し込むケース。

まぁ最後の決意の理由は、女性からの雰囲気に押されてとか、

同棲年数も長くなってきたし、とか、両親に勧められてとか、

さまざまだろうけど、きちんと相手を知った上で求婚する。

これが女性にとっては一番しっくりくるカタチだと思う。

私も最終このカタチで結婚したのだけど、この結婚を決める前は

もう事実婚で良いのでは無いかと思うときもあったぐらい結婚することに、重きをおいていない時もあった。

結果、今の夫と結婚出来て幸せをたくさん感じ、感謝している。

結婚するかしないか、子供を持つか持たないか、同居か別居か、

本当に人それぞれ。自分が幸せなカタチを見つけられるのが一番なのだけれど。

今回のコラムは、世には色んなタイミングや理由で、求婚する男性がいるんだなぁということを書き留めておきたかった。

女性なら一度は夢見るプロポーズ。昔からお姫様やおとぎ話のエンディングには付きものだもんね。

だけど、幸せになるかどうかは死ぬまでわからない。

プロポーズだって、就職や転居みたいな人生のひとつの出来事。

だからもし、ここに夢を希望を見過ぎて、ガッカリする事があっても何の問題も無い。

私の体験を知ってそう感じて欲しい!

求婚され、大切にしていた父の指輪から私の婚約指輪をリメイクし、親の顔合わせも終わった後、破談し、自分で泣きながら式場にキャンセルの電話をした私だって、今とても幸せ。笑

ね、人生、案外大丈夫。笑

jasmine




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?