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[#006]【数式苦手克服法①】数式が苦手だと決めつけるのをやめてみる

こんにちは、ちーがくんと申します。

大学院で地学を研究する傍ら、地学の魅力や重要性について発信活動をしています。

今回も「ド文系ちーがくんが理転して理学博士になる旅」の続きをお届けします。

過去の記事でも触れましたが、私はかつて数式を見るだけで逃げ出したくなるほど、数式に対して強い苦手意識を持っていました。

高校2年生までは文系コースにいたのもそのためです。

そこから理転して大学院で研究をしている今では「数式が大好き!」とまでは言えませんが、少なくとも苦手意識を克服することはできたように思います。

とはいえ苦手意識を克服するまでにはかなりの時間と労力を割いたのも事実です。今となっては「早くこれに気が付けばよかった!」「早くこの考え方に気が付けばよかった!」と思うことばかりです。

この記事では、過去の自分に伝えたい、また同じような悩みを抱えた、数式が苦手な方に少しでも参考になるような克服法についてお話ししたいと思います。


数式が苦手という「幻想」を捨てる

今回お伝えしたい克服法は、「数式が苦手だ」という幻想を捨てることです。

これだけ聞くと精神論みたいですが、精神論ではありません。(笑)

この考えに至ったのは、先日経験したある出来事がきっかけでした。

年上の方にプリンターの印刷を頼まれた際のことです。

次回以降自分で印刷できるようにとその操作方法を教えようとした時のこと。その方は私が説明を始めるとすぐにこういいました。

「私はパソコン操作が苦手だから教えなくて大丈夫」

これ、すごくもったいないことだなと思いませんか?

プリンターの操作は慣れればワンクリックでできるほど手軽なものです。
それでも「苦手」と決めつけ、「苦手というレッテル」を貼った瞬間に、新しいことを学ぶ耳が閉ざされてしまっています。

でもこれ、数式も同じでは??

ここで私は考えました。

「でも自分が数式に対してこれまでやってきたことって、これと同じでは??」

高校時代の私は、数学の成績が悪いと「自分は数学が苦手だから」と決めつけていましたし、授業で当てられてうまく答えられなかったときも「やっぱり自分は数式が苦手なんだ」と思い込んでいました。

教科書を前にして理解できないことがあると、その度に「数式が苦手だから」と考えていたのです。

しかし、自分で自分に「自分は数式が苦手だ」というレッテル貼りをしてしまうと、その時点で思考が止まってしまいます。

たとえ数式が苦手だと思っても、数式を前にして「数学が苦手だ」と思い続ける限り、理解できるものも理解できなくなってしまいます。

先ほどのプリンターの出来事を通じて、無意識な苦手レッテル貼りをやめることが、数式を克服するための第一歩だと気付きました。

もちろん、言うほど簡単なことではありません。私自身も数式が苦手だと信じ込んでいたその「幻想」を取り払うのには時間がかかりました。

それでも、この幻想を手放すことができたとき、数式への苦手意識は大きく解消されていると感じました。

この考え方が、数式に対する苦手意識を持つ方に少しでも役立てば幸いです。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
また次回以降も数式に苦手意識がある方へのヒントとなる内容も発信していけたらと思います。

数式苦手な文系の私が理転して理学博士となるまでの旅を応援していただける方はフォロー、スキ、コメント等で応援していただけるととても励みになります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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