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前橋ポエフェス ポエトリーリーディングの日記

深夜、トイレに起きたら変に覚醒して眠れなくなった。恋人はぐうすか寝てる(布団も取られた)ので、昨日のポエフェスの感想を書くことにする。
もう昨日なのが勿体ないくらい素晴らしく、尊い言葉に溢れたイベントだった。

去年は魔女の姿で参戦した。今年は中華街で勢いで買ったチャイナ服と厚底(マーチン)で参戦。

私達が会場の前橋文学館についたのが、ほぼ開演時刻の13時。ギリギリかと思ったら電車組も遅延の関係で平均1時間遅刻だった。

そういう事で繰り上がりされまくって、北爪さんの朗読からスタート。詩集bridgeから読まれる。続いて宮尾節子さん、ヤリタミサコさん……と続いた。

そして今回のスペシャルゲスト、ボブ.ホールマンさんと村田活彦さんのリーディング。レジェンドの凄さを肌で感じる。音が、言葉が、表情と動作が完璧だった。ここ、即興だろうなって思いながら聞いたりして(違うかもしれないけど)

親友の笠原メイの朗読も感動した、愛がストレートに書かれた詩で、彼が読むと気障な言い回しもスッと素直に飲み込める。私も彼の言葉に惚れている。

前半は電車組の関係で順序が少しシャッフルされたけど、それもまたイベントだよなあと思ったり。

前日から参戦してくださった方もいて嬉しい。


15分休憩では、いろんな人に挨拶しに行った。

去年までポエトリーライブを定期開催してたけど、それを行っていたクールフールというライヴハウスが閉店してからイベントの回数も減り、俺もタイミングが合わずなかなか参加できずで、久しぶりな人がほとんど。でも覚えてくれて嬉しかった。

後半も濃ゆい方のオンパレードで目が離せないし、誰について書こうかなって今でも迷う。

トップバッターは、前半の司会を担当していたうえきまいちゃんから。うえきちゃんは短歌をメインに創作していて、群馬県に関わりのある学生団体『銀竹』とこのポエフェスを主催する新井さん率いる『芽部』のメンバー。
最近は俳句にも挑戦してるらしく、最近書いたものとそれにまつわるエピソードについてお話して緩やかにスタート。藍多つむぎさんにバトンタッチされ、段々と場の雰囲気が高揚していくのを肌で感じる。みんな食い入るように出演者に視線を注いでいる。

 私の出番は後半だけど、その前にパフォーマンス上手な方が揃いまくって存在が薄くならないかビビる。

直前まで練習してた作品を眺めてたけど、出番が近づくにつれて気分じゃなくなって、じゃあ今読みたい気分のやつあるかなってフォルダ漁ったら1つ見つけたのでそれを読む事にした。練習どころか朗読することを意識して書いてないやつだったけど、「数分後の自分が何とかする」と責任を押し付けて舞台に上がる。噛みまくった場合の保険として短い詩も読むことにした。
結果としては噛まずに済んだ。詩集の宣伝もできた。

去年よりリラックスできたけど、宣伝で色々と端折ってしまったから張り詰めてたんだな。

私の次にパフォーマンスをした、つちやさつき君もまた違う風を吹かせた。彼自身が風のように会場を渡り、世界の現状を凄惨を残酷を靡かせる。
だけど場の空気は重くならず、締めはさっと。最高にクールだった。

沖縄から来てくださった南風ニーナさんも海無し県に沖縄の風をふわりスカートを舞い上げるように吹かせて爽やかだった。

初対面、初参加の人メインに感想を書いたけど、常連さんや友人のパフォーマンスも年を追うごとにレベルが上っていて目が離せなかった。

来年はどんな感じなんだろう。私も、どんな格好でどんな詩を読むのか。
終わった瞬間から来年のことを考え始めていた。

 


朗読してる俺


持参した詩集。


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