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4月24日 シャガ

4月24日 シャガ 自己主張

こないだ初めて日暮里を歩いた。上品だけど高貴すぎない街というイメージがぼんやりとあって、いざ降り立ってみると概ねその通りだった。

駅から出て少し歩くと「谷中銀座」という商店街が現れ、道行く人はみなゲートに吸い込まれていく。私達もならって吸い込まれ、開かれた通りを見ると東京都は思えない空気に包まれた。
今どきな街でも、下町でもない。
だからといってサブカルやアングラとも違う、上野のような愉快な雰囲気でもない、ゆったりとした雰囲気。
都会のどの街にも当てはまらないけど、地方とも違うさっぱりした雑多感がまとっていた。

通りを歩く人達も、いわゆる「丁寧な暮らし」をしてそうな人々な雰囲気。
ケチではないけど、持ち物一つ一つのセンスが良くて、長持ちするタイプか、必要最低限のものだけ持ってあちらこちらを旅してそうな人がいた。

最初に羅列した街に行くと薄らいでしまうけど、この街だと存在感が強くなるんだろうな。
適材適所?よりは潜在的な故郷に帰ったって表現が合う。
東京にいる人で東京が地元の人はほとんどいないから。



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