疲れない脳をつくる生活習慣。

休息が苦手で常に疲弊しがちな日本人に向けた「疲れない脳」を作るために、生活習慣を見直した方がいいぞっていう話。そもそもの脳が疲れるメカニズムから、瞑想（マインドフルネス）や睡眠不足解消や猫背矯正や血糖値を意識した食生活など、すべてに通じるような万能ヘルスケア本。

石川善樹氏は、以前著書で読んだ「意思決定はリソース」という話が印象に残っていて、気持ちとかこころとか精神とか、目に見えないとされていた事が、科学的なアプローチできちんと解釈されていくのが面白くて覚えていた。また、個人的にマインドフルネスに興味を持って律儀にルーティンに取り入れていた時期もあった程なので手に取ってみた。ちなみに装丁はクラフト・エヴィング商會。

このテの本は滅多に読まないので他は知らないけど、当然にエンタメ要素が少なく（まぁ嘘書けないからしょうがないけど）惹きというか次の頁を読まずにはいられないようなキャッチーさは無かった印象。強いていえば、睡眠や食事など生活習慣寄りの内容なので、何の本を読んでいるのか分からなくなる感覚は面白かった。猫背治したい。

ここ数年、短期集中とかメリハリとかそもそもの働き方に対する考えられ方が変わってきたと思うので、現代人の基礎知識としては大切な内容だと思った。きっちり仮眠した後の爽快感はマジでヤバい。

疲れない脳をつくる生活習慣 (知的生きかた文庫 い 83-1)

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた