見出し画像

探していく(創作とイメージ)


パペットシアター演出の佐次えりなさん。大ファンの佐次えりなさん監修のワークショップに参加中です。

佐次さんとの出会いは、息子のためにとママ友さん情報を頼りに連れて行ったシアターです。作品も上演後のパペットを作成するワークショップも変わらずに創作への意図を明確にお持ちの姿にノックダウンされたところから始まります。

様々なワークショップを開催され、創作についてどこまでも真摯でどこまでもオープンマインドでいらっしゃる佐次さん。ワークショップに参加できることはファンにとってはこの上ない喜びです。でも一方で、参加費捻出、スケジュール確保、ワークショップのプログラムから突きつけられる様々な対話の場面。お気楽ではいられません。

毎回、楽しみながらも、大切にしたいことを手放さないように、見失わないように必死でもあります。一方で、意図してチャレンジしたことは、確実に積み重なっていくことをここ最近感じはじめています。

プログラムの半分まできたところです。少しずつ心身ほぐしながら、作品や仲間にふれあってきた時間をまた一歩前進。台本作成のたたき台として、みんなの知ってる/知らない情報をグループごとに『鏡の国のアリス』のものがたりをまとめること。
登場人物をひとり選び、イメージをかためてから顔の土台をクラフト紙でひとりで造形すること。

イメージについての理解が重要と説明がありました。ふんわりしたもの『妄想』ではなく、リアリティを深めることがイメージとのこと。このステップ無しでは創作にならないこと。創作は、自分が描いたリアリティ=イメージと照らしながら進めるもの。

イメージを持つために、具体的には5分間で選んだキャラクターの特徴を20個書き出すことをしました。例えば、見た目、体重、どんな行動してそうなど。20個は厳しくてもひねり出すこと。

お腹が出てるなどのイメージを書き出しましたが、今回の創作は顔のみ。クラフト紙で造形も初めてに近い体験。クラフト紙の扱いに四苦八苦するうちに、イメージが薄らいで、目の前の造形らしいものに妥協しそうになる誘惑を振りほどいて、イメージに戻って、の繰り返しでした。

もっとイメージを強く鮮明にとらえられていたらよかった。。後悔したふりして創作から逃げるの?そんな思考の言葉も、時間の制限と
手を動かすうちにだんだんと遠のいていって、イメージと直接対話できてる感覚になりました。無駄な葛藤をあきらめたらイメージに近い造形への光が!見た目はひどいのですが、イメージと繋がれた時、達成感と安心感がひろがりました。

この安心感。大切にしたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?