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刑事がアパレルメーカー企業 12

Chapter12 New development
第12章 新展開
 透けないTシャツ販売からはや10ヶ月。
 大幅な値下げで平均1日1枚の売り上げに。
 まだまだ生活が成り立つ収入には及ばない。
 困った、思えばずーっと困ってる。
 どうする?どうしたらいい?

⭐️オレには筋トレ+ヒートの脂肪燃焼メソッドがある、そう、パーソナルジムだ。融資だ。
ところがだ、最もハードルが低いとされる日本政策公庫にも断られた。
 というより、そもそも最初から断る事は決まっていて、一応は応募を受け付けて、話を受けた体だとしか思えない。
回答までが早すぎる、検討さえしていない。
 クソっと言ったところで金は湧いて来ない。
 他の金融機関も同様だった。

⭐️そこはかとない不安を抱えつつも真夜中のジムへ、そう、こんな時でも、いや、こんな時こそトレーニングだ。
 きっと答えが見つかる。
 55にもなってバカみたいだが、仕方ない。
 これがオレだ。

⭐️ベンチプレス中に、それは突然に、天から降ってきた、いや失礼、舞い降りた。
 それは「何もオレが店舗を持つ必要はない」そう、使用料を支払い既存のジムを使えば良い!!
更には、そのジムでも会員に対してアピール、集客してもらう。
 つまりは、オレの非会員の集客は直接報酬、ジム側の会員に対するサービスは外部講師としてジムから報酬を得る。
 いやー、我ながらナイスアイデア!!
 しかしながら、こんな都合の良い話しが通用するだろうか?

⭐️翌日の朝、興奮気味で当のジムの社長とアポを取り、彼の事務所へ、そして回答は・・・?
 ふふふ、次回へ続く。

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