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ひとり暮らしが大好き


退勤後、後輩との世間話。

家庭のある人の多い職場で、お互いにひとり暮らしのわたしたち。

彼女の様子を伺いながら、話をふっていると、話の流れで「実家暮らしはいいですよね〜」と。

わたしは、まあそうだよね〜と、やや適当な相づちを打ちながら、内心は全然共感できていなかった。

気づけば、わたしはもう、ひとり暮らし暦約10年。そろそろひとり暮らしのプロって言ってもいいかな?と、プロフィールに書いてみていたところだ。

ここまでくると、家事などを全部自分でやらなければならない煩わしさより、誰かと一緒に住むことによって生じる面倒くささのほうが勝ってしまう。

たまに実家に帰っても、滞在3日目くらいから、あーもう、帰って一人になりたいと、イライラしてしまう。

実家では、自分が何もしなくても、時間になれば食事がでてくるし、掃除が行き届いた部屋で過ごせるし、洗濯物は出せばいい匂いで戻ってくるし、そうゆう点ではとても助かる。

だけど、わたしはそれ以上に、自分のタイミングで自分の食べたいものを食べたいし、起きる時間やお風呂に入る時間も誰かに気兼ねなく自分で決めたい。誰かにリズムを合わせるのが苦手になっている。

そう考えると、わたしは、自分で生活をコントロールしたい思いが強いようだ。

それに、一人でいることに慣れすぎたせいか、家に他の誰かがいるとどうもリラックスできない。それが家族であっても、だ。外では誰かと話したりしたいけど、家では一人になりたい。

だからやっぱり、わたしにとっては、ひとり暮らしが楽ちん。

相当こじらせているのかもしれない。

この先、自分が誰かと共同生活を送ることがあるのかわからないけれど、そうなったときにはどうしよう。順応できるだろうか。たまにそんなことも考える。


なにしろ、今は生活そのものが楽しい。これも、ひとり暮らしだから気づけたことだと思う。

自分の気の向くままに、ひとり暮らしを楽しみたい。


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