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ラブコメオタクが突如、Jリーガーに沼落ちした理由

先週、家族がリビングでJリーグの試合を見ていた。
浦和レッズに新加入したデンマーク人選手ユンカーが目に飛び込んできて、アップになったときの映像に目を奪われた。

ゴールをした直後、アシストした選手をきつくハグしておでこをこすり合わせていた。エモーショナルなスキンシップだった。私は、家事をやめてテレビの前に腰を下ろして視聴を始める。

陳腐な表現だが、深紅のユニフォームを着た彼は白馬と白タイツが似合いそうだった。

勝利後のインタビュー。北欧なまりの流暢な英語で受け答えをした後、クールにほほえむ表情を見て、私は「推し沼」に腰までつかった。

続く5月16日の試合。

1試合中に2点のゴールを決めたユンカー。2点目のゴール後には、サイドからクロスを出した選手を芝に押し倒してスキンシップしていた。

一見クールでクレバーなのに、ゴールを決めると激しいスキンシップが爆発する。なんて沼だ。沼の中に頭のてっぺんまで浸かってしまった。完全に落ちた。

家族によれば、浦和レッズはこの3年間やや低調気味だったが、私のような俗物的な見方を差し引いても、ユンカーはサポーターの期待を背負い始めているという。

昨日、インスタグラムをフォローした。

ゴールのシーン(ゴール後の感情爆発シーン)を何度かリプレイして視聴した。

浦和レッズ公式ショップでグッズを閲覧した。Tシャツを買おうと思ったが、私のサイズは売り切れていた。

不安の多い毎日を乗り切るためにラブコメで英気を養ってきた今、ちょっとラブコメに飽きていた今、突然1輪のバラを運んできたユンカー。いや、母の日には選手紹介時に1輪のカーネーションを掲げていたんだった。

今日、機嫌よくいられるのはあなたのおかげです。


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