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開けるまで分からない⁉中国の若者に人気な「盲盒(マンフー)」とは?

みなさん、こんにちは。Spark! 編集部のひらいかなこです。
お仕事ではプランナーとして、SNSを中心としたプロモーションプランニングや、ブランディング支援などを担当しています。

さて、突然ですが!みなさん、最近はどのようにお買い物をしていますか。昔よりもクチコミサイトや、SNSでの評判などしっかりと中身を調べてから購入されている方が多いのではないでしょうか?

その一方で、最近中国の若者の間では中身の見えない「盲盒(マンフー)」というものが売れているのだとか!そこで、本日はアジアのトレンドを分析している Spark! 研究員 万紀子(@mkmknemuina)のレポートをもとに「盲盒(マンフー)」についてお伝えしていきます。

盲盒(マンフー)とは?

「盲盒(マンフー)」とは、直訳するとブラインドボックスで、開けるまで中身がわからない箱やカプセルのことを指します。日本のガチャガチャなどに近く、中国では日本の自動販売機のような大型のマシンでその多くは販売されています。

価格帯は25~70元(約370円~約1050円)と幅は広く、子供から大人までをターゲットは様々ですが、最近は若い女性を中心に人気を集めています。

若い女性を中心に盛り上がっている「盲盒」

「盲盒」は日本の福袋からも影響を受けており、その中身はおもちゃに限らず、コスメやフードなど幅広いジャンルで作られています。購入動機としては、自身の好きなキャラクターのコラボしているという点や、純粋に何が出てくるのかワクワクするというガチャガチャ本来の楽しみが中国の若年層にもウケているようです。

そして、売り上げの約60%以上は女性で占めており、中国メディアによると2024年には「盲盒」市場300億元(約4500億円)に達すると予測されています。

これは、SNSを普段からお買い物の情報源に使っているからこそ、何がでてくるかはわからない盲盒で「自分はどういったものがでたよ!」といった体験後のSNSへのクチコミをきっかけにどんどん話題や購入が広がっているからであると推察されます。実際にYouTubeでも「盲盒」の開封動画する人気シリーズとして投稿動画が増えてきており、「盲盒」関連のYouTuberも出て人気を集めています。

最近ではガチャガチャのように自分で引いて楽しむだけに留まらず、親しい人と交換する文化もみられているそうです。

今後、日系企業が中国の若年層女性を狙う場合には、「盲盒」限定品や店舗に「盲盒」を置くことで若者からの注目を集めやすいでしょう。

日本では少し懐かしいものでも、海外では少し形を変えて話題になっていたり、海外で話題のものが日本でブレイクしたりもするので、今後も日本だけでなく、海外のトレンドも要チェックですね!

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