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秘伝!60代のおとなの会話力を高める3つのことば

人とのコミュニケーションの取り方では喋りすぎていないかを意識したい。

年齢のせいもあるのだろうが、頭の回転が鈍くなったのか、話をする時に言葉が思うように出てこない時がある。そんな時には話の内容が伝わったかな?を心配するよりも、喋りすぎてはいないかを心配した方が良い。

話がくどくなっている可能性が高いからだ。

コンサルタント業務に必要な「傾聴力」を応用する


コンサルタントの仕事をする際に、その心得として「傾聴力」について学んだことがある。

円滑なコミュニケーションは即ち「傾聴力」であって、聴くことができれば仕事の90%は完遂したようなものだと教わった。

また、答えはこちらから出すものではなく、引き出すもの、すでに答えは相手の中にあり、教えるのではなく、気づかせるのがコーチングの原則他とも。

普段の会話の中で、コンサルチックになるのも、うざいと思うのですが、「傾聴」を意識した会話の進め方は大いに参考になるでしょう。

中でも、質問の仕方のテクニックは覚えておくと、何かと役立つので記しておきます。

話す相手が、あなたに信頼を寄せる3つのことば


次の3つの言葉を使えば、あなたに話をしている人は自分の言葉(話)に共感をしてもらえていると思い、かつ自分の話を整理することができます。

「なぜ」と質問して動機を探る

「なぜ」と言う言葉は、教えてもらうために使う言葉です。疑い口調でなく相手が言いたいことをもっと深く知りたいという態度で使えば、相手が語る内容の深層や背景を判断することができます。

・へえ、そうなの!「なぜ」そう思ったの
・えっ!「なぜ」そんなこと言われたの
・本当に!「なぜ」そんなことができたの

上手く使えば、話の内容の本質をどんどん深掘りすることができます。注意すべきは決して詰問調にならないことです。

「なぜ」と言う問いかけで、相手は言葉の意味や話の内容を考えながら喋ることとなるので、話の内容を自ら整理することができます。

貴方に話を聞いて貰うことで、言いたいことが理路整然となってたと思ってもらえるでしょう。

興奮気味で、とっ散らかった話や、脈略がない話をする人にとっても効果的です。

「例えば」と訊いて、抽象的な内容を具体化する

「例えば」と言う言葉は抽象的な考えを、具体的に置き換えるための言葉です。

もやもやして、答えがでないことや、漠然と
考えていることは、この言葉によって考えを具体的にすることになるので、問題解決の糸口となります。

・その考えを実現するには「例えば」何から始める
・そう、そんな時にあなたなら「例えば」どんなことばをかけてほしいと思う
・よくわかるよ、じゃあ「例えば」どうしよう

「例えば」の後の言葉は行動に直結するための答えです。この答えは自分で出して貰う必要があります。

あなたと話をすることで、具体的な行動方法を見つけて貰うためにとても大切な問いかけとなります。

「ということは」で話の要点や結論を確認する

「ということは」で相手の話を要約し、言いたいことを確認します。

不快なことや、不明点を早期にクリアにすることができます。また、自分の意見を相手に示すことで、コミュニケーションの質を向上させますことができます。

しかし、プライベートで話をする場合は、ただ単に話を聴いてほしいという場合もあります。

こういった場合は、無理に答えを出したり、自分の意見を述べる必要はありません。この場合、「なぜ」や「例えば」で相手の話を掘り下げて聴くだけで十分です。

その場合には、「ということは」は共感の言葉として使えば良いでしょう。

・ということは、君もいろいろ苦労をするね
・ということは、君も大変だったね

といった具合です。

まとめ


年齢を重ねると、話が長くなったり、くどくなったりして人の話を上手に聞かなくなりがちです。

コミュニケーションのための会話は「傾聴力」聞き上手に徹しましょう。

そのための3つの言葉
「なぜ」「例えば」「ということは」を使って、相手の話を聞きましょう。

ちなみに、このテクニックを使えば、取り止めのなく話をする人の話をある程度簡潔に誘導することも可能です。

ただし、それが通用しない猛者もいますのでご注意を。

大切なっことは、あなたがその猛者にならないことです。


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