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痛い目に遭う覗き魔たち

少し前の話ですが、大人気の男子専用サウナ施設が、レデイースデイと銘打って女性客に施設解放したところ、屋上の露天風呂が近隣のビルから見える位置にあり、盗撮をされた疑いがあるとして、ちょっとした事件になりました。

実際に警察も動き、盗撮が行われたどうかの実態は解明できなかったようですが、施設側は公式に、謝罪をし、今後の対策を明確にされたようです。

住宅街や、街中の建物が密集する場所に露天風呂付きの温浴施設を作る場合、近隣から見えなくするように設計段階であれこれと苦労します。

もともと男性専用であったこの施設は女性の利用を想定しておらず、隙があったのかもしません。

今は対策を講じて安心できるようです。

長年温浴事業に関わっていると、女湯を覗き見しようとする不届き者を発見することがあります。が

しかし、最終的には痛い目に遭うようにできています。

露天風呂をよじ登る不届き者

ある日、男湯の露天風呂の岩組を登り、足をすべらせ落っこちて大怪我をした若い男がいました。

目撃証言から、どうやら岩組のはるか上にある塀の向こうの女風呂を覗こうと試みて、失敗したようです。

例え、岩組を登ったとしても、到底塀の上部には手もかけることは難しい高さです、欲望は冷静な判断を鈍らせるのでしょうか?

うめき声を発しながら、苦痛にまみれて顔を引き攣らせた男を、岩風呂から引き上げ

 ”なぜ、あんなとことから落ちるんだ!”と介抱しながら問い詰めつるも、ひたすら謝るばかりで埒があきません。

骨折の疑いもあり、頭も打っているようでしたので、救急車と警察を呼び、強制退去してもらいました。

アホ!としか言いようがない痛い代償です。


脅威の身体能力、覗き魔は本職の忍者でした


先とは別の施設ですが、夜間女性のお客様から露天風呂に入っていると、母家の屋根に人影が見えたと通報がありました。


屋根までの高さは7メートル以上あり、施設の周りは真っ暗です。

施設責任者が、懐中電灯を持って、現場を確認しようと、脚立の準備をはじめたところ、ドスン、と云う音がして、目の前を走り去る影が、敷地内のフェンスを超えて去りました。


腰が抜けるほど驚いたそうですが、人を集めて辺りの捜索を始めると、フェンスの先数メートルのところで、動けなくなった人影を見つけ、取り抑えることができました。


暗闇の中を、7メートル下のコンクリート地面に飛び降り、なおかつ素早くフェンスを飛び越えて走り去るとは、まるで忍者のようです。


数台のパトカーがやってきて、警官が男を取り囲みましたが、動けなくなった男は足を骨折をしているようで、救急車が呼ばれ、連れて行かれました。


この男、消防隊のレスキュー部隊に所属している人物であったのは、朝刊の記事で判明しました。しかも、初犯ではなかったと云うから驚きです。(解雇されないんですね・・・?)


女湯を覗きたい!歪んだ欲望は命懸けで行うようなことなのでしょうか?どう考えても割に合わない行動です。
 
施設としてもあまり表沙汰にはしたくないのですが、どの施設でも笑えないようなバカな行いをして、御用になる人物はいるようです。


もう一度言いますが、割にあいませんよ・・・その情熱を他に活かしましょう!!


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