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幸せは身近なもの!妻と手をつないで街を歩こう!

結婚した間もなく29年、妻とは白昼堂々と、いつだって手をつないで歩きます。

ラブラブなのです💌

だけど、少し前までは手をつないで歩くのはおろか、一緒に歩くのも照れくさくて、すこし距離をあけて歩く昭和野郎でした!

白杖は魔法のつえです

その照れは、白杖を持つことによってスッ!と消えました。今までの抵抗感は嘘のようです。

ロービジョンとなってからも、白杖を持つことには随分悩みました。障害者であることを認めることの抵抗感があったからです。

それを克服した今は、白杖を持つことも、ぼくをリードしてくれる妻と手をつなぐことも、一体何を照れていたのだろう?と不思議に思うくらい平気になったのです。

誤解なきよう申しますが、彼女が白杖と同じく、自分をサポートしてくれる道具という意味ではありません。

白杖を持つということは、ぼくはロービジョンであることを伝えながら、街を歩いている訳です。そして、今となっては、それがぼくの個性であり、それがぼくなのです。別に恥じることも卑下することもない事実なのですから!

同じように、ぼくが手を繋いで一緒に歩いている彼女はぼくの妻であり、かけがえのない人であることは間違いのないこと!人に知られても恥ずかしいことではないですよね。

手をつなげば、そんな思いが伝わるのです、だから
ラブラブ!

彼女の小さな手は、昔よりカサカサしています。

結婚して暫くしてからチョークを持つ仕事を始めたからかもしれません。

元々肌の弱い彼女は、アルカリ性の強いチョークで手が荒れてしまっているのです。

食器洗い洗剤も、原因の一つかな!ゴム手袋をしないと、たちまち悪化するのに最近は忙しくて、気がつけばついつい素手で洗っているのを見かけます(見えないけどね)

皿洗いは僕に任せてくれればいい!そのくらいの家事ならできます。手を握らなければ気づかなかったことはいろいろあるのです。

昭和男のあなたも、パートナーと手を繋いで街を歩いてみてください。最初は恥ずかしいけど勇気を持ちましょう!

大丈美、たとえ白杖はなくとも、魔法の杖は誰もが心に持っているものなのです。その杖の魔力は絶大で、大切なものはなにかを知ることができますよ!

もし、拒否されたら?

それは、あなたがまだ魔法の杖を使う覚悟ができていないってことです。

素直になる、これが魔法を使う掟ですので覚悟することですね。

そして、それは奥方さまにも同じこと、手も握らすに、以心も伝心もありゃしない、是非お試しあれ!


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