中世が残る港町、ポンテベドラ。
和歌山と関係の深いガリシア州。
色んな街を見てみたいと思い、今回はガリシア7都市の1つに数えられるポンテベドラと、観光客に人気の港町コンバロも訪れました。
この記事では、その旅の記録をお伝えします!
ー ポンテベドラ
サンティアゴ・デ・コンポステーラから電車でおよそ1時間ほど。古代ローマ時代に作られたと言われ、中世には交易の拠点として繁栄を極めたポンテベドラに到着しました。
旧市街には、サンタ・マリア・ラ・マヨール教会や、サン・フランシスコ修道院をはじめ、歴史ある建造物がたくさん残されています。
ここはまたサンティアゴ巡礼道(ポルトガルの道)の経由地の1つであり、巡礼のシンボル・ホタテ貝が街の至るところに描かれているほか、円柱状が特徴的な巡礼者教会があります。
ポンテベドラ湾からレレス川を数キロ遡ったところにあるポンテベドラ。中世にはガリシア最大の港として繁栄を極めましたが、やがてレレス川への堆積が進み、大型化する船舶の帰港が難しくなったことが原因で衰退していったそうです。
ー コンバロ
ポンテベドラからタクシーに乗ること15分。ガリシアで最も美しい町とも言われるコンバロに到着しました。
ガリシア西部の海岸は、〝リアス式海岸〟という言葉の語源になったように複雑な入り江になっているのですが、ここコンバロも外海から10kmほど入った穏やかな海です。昔はスペイン海軍の基地も置かれていたそうです。
ここには伝統的な〝オレオ〟と呼ばれる貯蔵倉庫が多く残されており、かつての漁村の風景が見れるということで、たくさんの観光客が訪れています。
人が多すぎてあまりゆっくりと写真は撮れませんでしたが、石造りの町並みがとても素敵でした。
ー はじめての大西洋
ここで1つ豆知識。
1492年にコロンブスが新大陸を発見した際に使用されたサンタ・マリア号は元々ここポンテベドラで建造された船だったそうです。
今回の旅では、今まで見たことがない大西洋をぜひ見たい!ということでポンテベドラとコンバロを訪れました。時間があれば荒れ狂う外海も見たかったのですが・・・
次回は内陸部のガリシアを訪れてみたいですね。
写真はタクシーの運転手さんに教えてもらったお店で食べた魚介類のスープ。
本当に美味しかった・・・!