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終われない終末論

また終末を迎えることができなかった。

俳優をしてます、小池舞です。


「終末論」のオーディションが行われたのは2年近く前になる。

完全な自粛で、うちで踊ってばかりの国-日本-が爆誕した頃、Zoomでオーディションが行われた。

そこで集まったメンバーも延期を重ねるごとに顔ぶれを変えた。


ことごとく舞台が延期になったのは記憶に新しくないはずだが、それぞれが鮮明に思い出される。

あぁ、あの作品たちが上演できていれば。


という文句を垂れるのも、「ちょっと古いね、寒いね」なんて空気が流れるこの2022年2月上旬。

皆様いかがお過ごしですか?終末なにしていますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

こちらは本編を見れてないですよ。

稽古がありましたのよ。


カマトト「終末論」3回目の延期を迎えました。

1回目、2回目の延期よりズシンとくる。

「なかなかこれだけ延期することないっすよね~」

「この調子で延期ギネス狙いましょうよ~~」

「そんなギネスありますかいな~はっはっは」

なんて泰我さんとあんつくんと冗談叩いていたバチなんだろうか。冗談なのは団体名だけにしてくれ。


こちらはズシン、ってかんじだが主宰の生駒さんはもうズーーンってかんじだった。

そりゃそうか、そうだよなー。もうなんも喋らんでえぇわ、辛すぎるよな。


生駒さんから3回目のオファーを頂いたとき、

「やりましょう」

と即答した。事務所に確認、とかそういうのをすっ飛ばして即答した。(よくない)

私たちにはやるしかない。やるしかない。

帰り道同じ事を伝えて、だが解散した。

解散ではない、延期だ。

我々は有頂天だ。再結成する。


「明日世界が終わったら、」どうするのか。

舞台の上で聞かせてほしい。

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