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子どもへの声掛けをする際に心掛けているポイント3選

どうも、児童発達指導員として子どもの発達のお手伝いをしている宇宙スマイルです。
この記事では僕が【子どもへの声掛けをする際に心掛けているポイント3選】を紹介します。

子育て中の方、子どもと関わる仕事をしている方など、
子どもと関わることに不安がある方、子どもとのコミュニケーションが上手くいかないと感じている方に届くと嬉しいです。

子どもへの声かけ〜3つのポイント〜

子どもに話しかけた際に“通じていないこと”や“子どもが反応を返してくれないこと”はありませんか?
それらは、子どもからの「大人の言ってることがわからないよ〜」という“エラー信号”です。どこかでコミュニケーションが上手くいかなかったサインであるため、発信者(大人)側がエラーを解消していく必要があります。

そこで、子どもへの声かけをする上でのポイントを3つ紹介していきます。


ポイント①『ミッションの数』

「このお皿を机に置いて、椅子に座って待っててね」

上記の声かけの中に、子どもへのミッション(やってほしい動き)はいくつ入っているのかを確認しましょう。

ミッション①「お皿を机に置く」
ミッション②「椅子に座って待つ」

これらの2つのミッション(指示)が含まれていましたね。
子ども達はそれぞれ、年齢や特性によって「覚えておける指示の数」や「聞き取れる指示の数」に個人差があります。
もちろん、指示の数が少ない程伝わりやすく、多い程伝わりにくい(覚えにくい)です。

その子がいくつの指示を聞き取れるのか、覚えていられるのかに注目してみると良いかも知れません。


ポイント②『子どもがわかる言葉かどうか』

「このお皿を机に置き、着席して待機しててね」

『着席して待機しててね』なんてコンボを決め込む方がいるのでしょうか?多分いませんね😅

例えば、5歳の子に上記の声かけをするとどうなるでしょう?
きっと、動きが止まる(無視のように感じるかも)か動きが止まってから「チャクセキって?」と聞き返すことでしょう。

このエラーは『難しい言葉』を使ったため起きた可能性があります。大人の言葉ではなく、子どもの言葉を使う(共通言語を使う)ことが必要ですね。


ポイント③『具体的に想像できるか』

環境:【部屋に机が2つ置かれている】
※一方はいつも食事をしている机、他方では食事はしない。

声かけ:「(食事に使う)このお皿を机に置いて、椅子に座って待っててね」

『机が2つある!!!どっちなのーー!!どっちにお皿を置けって言うのあなたは!!』
これが子どもの「心の叫び」です。

発信者は「お皿→食事→食事をする机に置く」のイメージが出来ているかも知れませんが、そのイメージは相手も出来ているかは分かりません。

児童発達指導員として働く際には、子どもと活動をする環境にも気を配ります。このような場合は『そもそも部屋の机を1つにする』ことで問題を解決しますが、家庭では難しいです。

その際は、「いつもご飯を食べている時の机」と具体的にしてあげる。若しくは、机にシールを貼って「ゾウさんの机」や「ワンちゃんの机」と言った具合に“視覚的に分かりやすく”します。

#視覚的な情報は結構伝わりやすいです。
#情報が多すぎても注意散漫になってしまうため、限度はあります。


終わりに

これら3つが子どもへの声掛けをする際に僕が心掛けているポイントです。

声かけに失敗しても、子ども達は素直に「分からない」というエラー信号を出してくれます。言葉で言ってくれる子もいれば、フリーズして全身で表現してくれる子もいます。

(嘘をつくことや誤魔化すことを覚えてくるとコミュニケーションのエラーが見えづらくなりますが…)

子どもと関わる際に「これはこの子の“エラー信号”かも?」と気付けたら、そこから修正することは可能です。

「伝わらない…」で終わるのではなく、もう一歩先の「どこが伝わらなかった?」を考えることで、その子自身を理解する機会にもなります。

子どもを理解する作業は「相手の立場に立って考える」ため大変かとは思いますが、気楽に気長に進めてもらえたらなと思います。

是非、楽しんでください👋
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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