社員の結束を深める。ツナガル株式会社が実践するオフサイトミーティングの重要性
「旅」や「体験」のプロデュースを通じて、人・地域・文化・社会との「ツナガリ」を創出し、課題解決により新たな価値を生みだしているツナガル株式会社。
日本全国に拠点があり、リモートで散らばって働いていても、「仕事をする上で孤独を感じない」という声が社員から上がる組織風土をどのように醸成されているのか。
採用活動、制度設計、タレントマネジメント、メンタルヘルスなど、幅広い業務を担当されているHRセクションマネージャーの山﨑様にインタビューさせていただきました。
インタビュイー
ツナガル株式会社
HRセクションマネージャー/山﨑 琴実
インタビュアー
株式会社スペースマーケット
法人サービスグループ/檜山良太
共創事業をはじめとした新規事業展開に特に注力
檜山:改めて御社の事業内容ならびに、特に注力されている領域や企画などについて教えて下さい。
山﨑:いくつか事業は行っているのですが、総じて”繋がり作り”を中核として取り組んでいます。1番長くやっているのは、PRの領域でコンサルティングを交えたクリエイティブ制作やインバウンドプロモーションです。ここ2年ほどは、新規事業として様々なことがスタートしてきていまして、特に力を入れているのが共創事業と旅行事業です。
共創事業として行っている代表的な事例としては、アサヒ飲料さんの事業パートナーとして行っている「三ツ矢青空たすき」というプロジェクトがあります。
https://mitsuya-aozoratasuki.asahiinryo.co.jp/
また旅行事業においては、メインのマーケットの一つとして中東地域に注目をしています。
今まで日本にいながら、日本とインバウンドで興味を持ってくださる方を引き込む、繋げるということをやってきましたが、もっと質の高い繋がりを追求するため、ドバイに拠点を作ろうとしています。(インタビュー後、現地法人設立完了)
ドバイは観光都市としても急成長していて、中東という市場自体が最近20年ぐらいでグッと成長していることもあり進出を図ることで、色々な方面からの繋がりを強化していきたいです。
全国に拠点が点在するという状況の中、先手で社内コミュニケーションに投資
檜山:社員の方々が全国に点在する状況で、社内コミュニケーションを円滑化するため取り組まれていることはあるのでしょうか?
山﨑:全社員が全国に散ってしまっている中ではあるのですが、社員からは「仕事をする上で孤独を感じない」という声をもらっています。
ビジネスモデル上、どうしても拠点を1箇所に集中させることが難しかったため、横の連携が取りにくくなることは最初のうちから想定していました。頻繁にオンラインで顔を見ながら話をすることや、人事が社員に会いに行くことを目的にそのそれぞれの拠点のオフィスに行ったりもしています。そういった顔を実際に見に行くという点においてはかなり力を入れていて、かつしっかり伝わってる部分かなとは思います。
「社員は繋がりを求めている」その気づきがキックオフミーティングをやるきっかけに
檜山:そういった状況の中で、今回全社のキックオフミーティングを開催された経緯を教えていただけますか?
山﨑:はい。コロナウイルスの流行を機にメンバーが全国に散り、多拠点化が加速しました。コロナ禍ではオンラインで全社キックオフミーティングを行っていたのですが、みんなで東京に集まろうよということで実施し、昨年からはオフラインでのオフサイトを実施することにしました。
檜山:コロナ禍はオンラインで実施されていた中で、何か課題に感じたことはあったのでしょうか?
山﨑:2年前くらいからタレントマネジメントの観点で、性格診断みたいなものをやってみたりとかした中で、見てみるとそれこそ人との繋がりを求めるメンバーが多かったり、社交性を重視する傾向が高いんですね。
そんな中で昨年あたりからフルリモートで入社するメンバーも急激に増えてきたので、1度しっかり顔を合わせて、チームだけじゃなくて会社としての空気感みたいなものを体感してもらいたい。
それによって会社に対する思いが生まれてくるんじゃないかと、人事の方で企画をしてリアルでの開催を行いました。
会議室では実現できない、会社の空気感を体感できるスペースを探し求めた
檜山:今回オフラインでのオフサイトは2回目となる中で、今年は赤坂の会場をご利用いただきました。会場選定の際に重視された点はありますか?
山﨑:予算と人数が大きな条件でした。前回と同じ会場では手狭になるため、より広い空間が必要でしたが、まだ2回目なので予算があまり取れていない中で、できるだけ費用は抑えたかったです。あとはオフィスに近い場所が良かった点や、できればあまり会議室っぽくない雰囲気の場所を探していたことから今回の会場にたどり着きました。
檜山:借りる上で確認された点はありましたか?
山﨑:音響、照明、Wifi、などの基礎装備に加えて、ミーティングの後にそのまま懇親会も行いたいと思っていたので、飲食が可能で冷蔵庫が使えるかどうかであったり、夜まで借りられるかという点も気になってました。
会場名:SOCIAL SPACE AKASAKA
スペースURL:https://www.spacemarket.com/spaces/lumi4o_reqze2dsh/
当日の進行スケジュール
12:00〜 入室して会場準備 (設営、写真掲示、クイズ大会のリハーサルなど)
15:00〜 受付開始
16:00〜 プロフィール写真の撮影
17:00〜 社員総会開始
19:00〜 表彰式
19:30〜 懇親会(歓談タイム、クイズ大会、プレゼント交換)
21:30〜 クロージング
オフサイトの実施によって内定者のエンゲージメントを高めるという効果も
檜山: 非常に充実したスケジュールですね。社員の方々の反応はいかがでしたか?
山﨑: 社員からのフィードバックは非常にポジティブでした。初めて会う社員同士が直接話せたことで、会社の団結力も高まりました。また、オフサイトは社員だけではなくこれから入社される内定者の方にも参加頂いたのですが、そういった方々にも参加して頂けたことで入社に向けて、更にモチベーションが上がり入社が楽しみになったという声を聞くことも出来ました。
檜山: オフサイトミーティングがチームビルディングに大きく貢献していることがわかりますね。今後もオフラインのオフサイトについては開催される方針ですか?
山﨑: そうですね。今回の社員からのフィードバックをもとに更に改善していきたいと思っています。次回はもっと広い会場を確保し、時間ももう少し長くする予定です。また、社内で提供している「関係デザイン」のワークショップを取り入れることで、サービス理解も更に深められるようにコンテンツ面の充実も狙っていきたいと思っています。
檜山: 最後に、HRセクションマネージャーという役割を担う山崎さんのお立場から今後の会社の文化形成における展望をお聞かせ下さい。
山﨑: 私たちはこれからも新市場をはじめ、新たなことにますます挑戦していきます。また同時にそれらを実現するための社員の一体感を高めるためのイベントも継続して開催し、より良い社内環境を作り上げていきます。
檜山:次回また人数が増え、利用時間が長くなった際でも使いやすい設備が整った会場のご案内ができればと思います。 ありがとうございました!
■今回取材ご協力頂いた会社
ツナガル株式会社
グローバルコミュニケーション事業などを運営する企業。 同社は、企業・自治体・専門機関に対して、世界に向けたプロモーション・PR・販路構築などのソリューションを提供。例として、訪日外国人向けの観光PRや日本製品のプロモーション・マーケティング調査、越境ECによる海外市場への商品販売などを行う。 同社はそのほか、ツアーの造成・販売を行う旅行事業や様々な企業や自治体と共にシティプロモーションやコミュニケーションデザインを行う共創事業を運営する。
▼コーポレートページはこちら
https://www.tsunagaru.co.jp/
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担当者名:檜山
メールアドレス:business@spacemarket.co.jp