最高のパートナー

よく長女あるあるみたいな本に、長女は人に甘える

ことが出来ない性格だ。とか書かれている。

私には歳の離れた妹がいる長女。

こういう本に書かれている大体のことは当てはまる

人間だ。

自分勝手な発言をしたり、機嫌を悪くして、場の

雰囲気を曇らせてしまうのを一番嫌い、友達にも

家族にもネガティブな私を見せたくないのだ。

他人に弱い自分を見せたくないという変なプライド

があり、それは時に自分を苦しめていた。

これまでお付き合いしてきた人にもそれは同じで、

一緒にいる時間を大切にいたいが為、機嫌を悪くし

たり、わがまま言ったり喧嘩なんてものもなく平和

に交際をしてきた。

もちろんどの彼との交際も真剣だったし本当に大好

きで幸せな日々だった。

けどどんなに好きでも幼い頃から身についてしまっ

たこの厄介なプライドを捨てることは難しかった。

そしてどんなにいい子にしてたってどんなに平和な

交際を続けてきたって、別れる人とは別れる運命。

恋愛に対して少しめんどくささを感じていたある日

今の彼とは出会った。

彼には最初から、わたしはプライドを捨てきれない

本当は弱い人間ということを見抜かれている様な感

じがした。

気づけばネガティブなところも泣いた姿も何度も彼

に見せていた。

そして一緒に過ごしていくうちに自分の意見も言え

るようになり、素直に喜怒哀楽を毎日ぶつけられて

いたのだ。

彼は私の、喜も怒も哀も楽も、全て穏やかに受け止

めてくれる。

うるさいくらいテンションが高い時も、機嫌が悪い

時も、ネガティブになっている時もいつでも変わら

ず、余計な言葉はかけずいつも穏やかな彼でいてく

れる。

たまにプライド高い自分が出てきても、彼は私の目

を見て本当は私が何を思っているのかすぐにわかっ

てしまうので隠し事もできない。

世界で一番私という人間を知っている他人は紛れも

なく彼だろう。

そう感じたらこの人と出会えてよかったと思った。

控えめに言って、私のパートナーは最高だ。