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【neguko初個展開催記念】neguko × かずちこお絵描き対談 ダイジェスト〈対談編〉


こんにちは! space caiman いとうです。
space caimanにて7月15日(土)よりイラストレーター neguko先生の個展『GRAVITY』を開催します。
そちらを記念して6月24日(土)に、neguko先生とイラストレーター かずちこ先生とのお絵かき対談youtube liveを開催しました。

この記事はそちらの対談のダイジェストとなります。(【質問回答編】はこちら)
お二人のお互いへの強いリスペクトを感じる内容となりました。
ぜひご覧ください!


お互い長年ファンの二人、絵柄の変化

※以下、neguko先生=n、かずちこ先生=か

n:「よろしくお願いします〜!」
か:「よろしくお願いします〜!」

か:「今日は声をかけていただいて本当にありがとうございます!」
n:「こちらこそお忙しい中ご快諾いただいて本当に嬉しいです。個人的にかずちこさんのファンなので……!」
か:「私こそ大ファンなんですよ!絵はもちろん、negukoさんの普通のツイートも大好きで!」
n:「笑」
か:「本当に絵と関係なくて申し訳ないんですけど、ツイートがいつも面白くて!」
n:「ありがとうございます……笑」

neguko先生:色分け

か:「negukoさんのことはツイートももちろん大好きなんですけど、絵の大ファンです!」
n:「ありがとうございます……!」

か:「negukoさん昔は今の画風とちょっと違くて、結構厚塗りだった時期ってあったじゃないですか。あの時からずっとファンです。negukoさんといえば繊細な厚塗りというイメージだったんですけど、だんだん遷移してきてますよね。何か心境の変化とかあったんですか?
n:「いっぱい数を描きたいなと思って。厚塗りもめちゃくちゃ好きだし、描いてて超楽しいんですけど、描きたいものと描くペースが合わないというか。後は頻繁に更新してる方が見てる人も楽しいだろうなと思って!

かずちこ先生:線画



か:「めっちゃ分かります!笑 私もアナログとか描いてる時は背景レイヤー1枚にずっと厚塗りしてるような感覚なので、本当に気持ち分かります!」
n:「厚塗りだと、あれ描きたいこれ描きたいと思ってても、同じ絵を1ヶ月くらい描いてたりするんです……」
か:「言葉が刺さる 笑」


二人のモチベーション管理法

neguko先生:色塗り

か:「でも最近、『絵って何だろう』みたいな苦しみをめちゃくちゃ味わっていて……」
n:「え!? そうなんですか!?」
か:「そうなんですよ。お仕事の絵とかももちろんなんですけど、全然上手くいかないよ〜みたいな気持ちになって、モチベーションが下がっちゃったりとかする時があって。結構ムラがあるというか」
n:「そうなんですね」

か:「でもnegukoさんの絵っていつも一定のクオリティが保たれていて、結構なスパンで上げられていて本当に素晴らしいしめちゃくちゃ尊敬してるんです」
n:「いや〜とんでもない……」

か:「気分にムラがある日も多分おありになると思うんですけど、それが絵に出てないような気がして。いわゆるモチベ管理みたいなのって何かやっていらっしゃるんですか?
n:「めちゃくちゃありきたりで申し訳ないんですけど、二次創作とかしてると気分転換になりますね...... かずちこさんはどうですか?」
か:「面白みのないことを言うと、締め切りだけが私を動かすみたいな感じですかね……
n:「追いかけてくるから走ってるっていう……」
か:「お仕事もそうですし、コミティアとかイベントがあるとうお〜!ってなってやってます笑」

かずちこ先生:色分け作業

n:「でも実際、『絵を描いてる休憩に別の絵を描く』とか言うじゃないですか。」
か:「言いますね。息抜きに絵を描くっていう」
n:「あれをずっとやってますね
か:「え!いいじゃないですか! それが二次創作とかってことですよね」
n:「そうですそうです!かずちこ先生って、お仕事とかイベントに出る以外のイラストってあんま描かないんですっけ?」
か:「趣味絵ほんとはめっちゃ描きたいんですけど、時間がなくって。私があまりに遅筆だからいつも時間がないだけなんですけど..….笑」
n:「時間かかりますもんね……」
か:「そうなんですよ。締切と関係ない絵とかになると、急に自堕落になっちゃって。漫画とかアニメとか見出すんですよ。溜まってるやつとか笑」
n:「めっちゃ分かるなあ……笑」
か:「でもnegukoさんのモチベ維持が伺えて凄く嬉しいです。二次創作で息抜きをしているって言う」
n:「そう...おしまいです……笑」


それぞれの作品のお話

neguko先生:色ぬり作業

か:「negukoさんに絵でもうちょっと聞きたいことがあって! negukoさんのイラストのペンのストロークが結構長かったりする場合とかも、1回で引いてるようなめちゃくちゃ美しい線を描かれているなって思ってるんですけど。あれって多分一発で描いてますよね?
n:「場所によるかもしれないですね...キャラクターの頭部の丸みとかは全然一筆じゃないです。2、3筆とか
か:「2、3筆!? いつも太いしっかりした感じの主線が綺麗に引かれてるので、好き!と思いながら見てます」
n:「でもどこが繋ぎ目か分からないようにしようとは思って描いてます」
か:「素晴らしい……!」

n:「でもかずちこ先生も絶対そのタイプじゃないですか?」
か:「アナログだと出来て、デジタルだとちょっと甘くなっちゃうタイプだと思います。それこそ私の画面ご覧になられている方は分かると思うんですけど、今の線画っぽい所ちょっと適当だな……みたいな笑」
n:「ええ!?笑 でも アナログだと上手く出来るみたいなの、私からしたらとんでもない技術なので... シンプルに手が震えません?」
か:「私、長いストロークを引くのがすごく苦手で、アナログでもちょこちょこ描きしてますね。でもアナログは多少雑でも味になってくれるのであんまり気にならないんですよね」

かずちこ先生:色分け

n:「かずちこさんの絵とか見ててもそうなんですけど、緻密な隙のない絵にめちゃめちゃ憧れてて。私もそういうのが描きたいなって思ってるんですけど ……
か:「既に隙なしですよ!」
n:「恐縮すぎ!笑」
か:「negukoさんの描く男の子、簡単に絶対触れられないですもん!」
n:「でも良くないですか? 絶対近寄れない男の子。」
か:「絶対近寄れないし、なんだったら話しかける隙もないのいいですよね。大好きです笑」

n:「かずちこさんみたいな丁寧な隙のないイラストを見てると、凄いシンパシー感じるんですよね
か:「性癖とか似てそうですよね?」
n:「めっちゃ思います!」
か:「私たち『ここにグッとくる』みたいなポイント似てそうだなって勝手に思ってました!

n:「だから、私この対談配信しませんかーってspace caimanさんにご提案していただいて、誰を呼びますか?みたいなお話の時に、私はもう『かずちこ先生』だと思って。個人的に安心と信頼というか」
か:「私もnegukoさんへの絶対的フェチと性癖の信頼度は半端ないです!いいなって思ってる隙間とか形とか近そうだなって思います。negukoさんはそれを出来る限り表現されてて本当に凄いなって思ってます!ここ本当に好きなんだろうな、グッとくるんだろうなみたいな所をしっかり描かれていて流石〜!みたいな笑」

n:「まじでそのままのことをかずちこさんにも思ってます笑 。でもありません?絵が上手いとか描き始めたばっかりとかそういうの関係なく、この人の絵との向き合い方が魂レベルで惹かれるみたいなことありませんか?
か:「分かります! まだ絵描き歴が短いっておっしゃってる方の絵とか拝見してても、ここがめっちゃ好きで描きたいんやなっていうの結構感じ取れますよね。『この人、輪郭にフェチ持ってそうやな……』とか! 具体的に言うとnegukoさんの描く手とか、舌とか口の中とかの細部へのアプローチが結構凄まじいなって思います...
n:「ありがとうございます……」

か:「こういうお話がnegukoさんと出来る日が本当に来るとは露にも思ってなくて...本当に嬉しいです!なかなかお話しする機会ないですもんね」
n:「私がかずちこさんの絵にシンパシーを勝手に感じてるから、絵の話をかずちこさんからじっくり聞ける機会があるのアガりすぎ...!笑」
か:「私もめちゃくちゃアガってます!笑 」


対談のダイジェストは以上です。
お二人の軽快なやりとりは文章でも楽しいですね。
フルバージョンは是非、作画と合わせてお二人のYouTube対談でご覧ください!
それでは、質問回答編に続きます→〈質問回答編〉


neguko初個展『GRAVITY』情報

特設サイト
https://space-caiman.com/special/2023_neguko/

展覧会タイトル
neguko個展『GRAVITY』

会期
2023年7月15日(土)〜 2023年7月30日(日)

休廊日
祝日を除く火 / 水 / 木

開廊時間
12時〜20時 最終入場19時45分

入場料
入場料 500円(税込)/特典付き入場料800円(税込)

会場
space caiman
東京都中央区日本橋本石町4-5-15 門倉ビルB1

最寄駅
JR神田駅 南口より徒歩5分

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