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「第12回 Japan マーケティング Week 夏」レポート~3日目~

9月2日(水)~4日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「第12回 Japan マーケティング Week 夏」を開催しました。
本記事では3日目、最終日9月4日(金)の様子をお伝えします。

最終日に紹介するのは「店舗運営EXPO」、「Web販促EXPO」のブース!

1階、店舗運営EXPOではセルフレジやキャッシュレス端末など店舗での支払いの悩みに対するアイテムなどが出展。

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店舗運営EXPOに出展された暁電機製作所さんはレジや、両替・電子マネー、ポイントチャージの端末を取り扱う企業さんです。
ブースでもさまざまな端末が陳列されていました。

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カメラを搭載した注文受付端末では、モニターの前に立つことでお客様の顔を認識。お客様が商品を受け取る際に、注文したお客様と同じかどうかを判断し、一致した場合にのみ商品を受け取れるという、注文から商品受取りまで非対面、非接触を実現したシステムとなっています。店舗でのウイルス対策にもってこいの商品です。
暁電機製作所さんでは他にも、店舗のニーズに応える端末が多数揃っています。
https://arunas.co.jp/


インターコスモスさんブース写真2

大小さまざまな、ユニークな装飾が並んでいたのはインターコスモスさんのブース。
インターコスモスさんはテーマパークやイベントの装飾やグッズ製作などを手掛けている企業さんです。

インターコスモスさんブース写真①

ブースではイベントを盛り上げる装飾やグッズ。接客対策として印刷技術を活かしたマスクやフェイスシールドを展示。またブースのあちこちにはパーテーションやアテンションが設置されていました。
https://www.inter-cosmos.co.jp/index.html


4階、Web販促EXPOではデジタルやSNSマーケティングなど、最新のWebテクノロジーを活かしたサービスやツールが一堂に出展。

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巨大なぬいぐるみ、マネ爺が出迎えてくれるのはシフトさんのブース。パネルも手書き風でかわいらしさがあります。とくにWeb販促EXPOではキャラクターのいるブースは珍しく、目を引きます。

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シフトさんでは、これまで800以上ものWebサイト、500以上のシステムを制作してきたノウハウを活かしたサービスを展開中。ブースでは商用CMSパッケージ「SITEMANAGE」、Webマーケティング支援サービス「MoW」、ミニマル・マーケティングツール「mim!」を紹介。
そのうち「MoW」では資格を持った上級ウェブ解析士が分析・改善提案を実施、さらにSEO対策やリスティング運用もお願いすることができる、Web周りの課題をお任せできるサービスとなっています。
https://www.shift-jp.net/

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コロナウイルスの感染予防対策として、ブースでは多くの工夫が見られました。
Web販促EXPOに出展されましたプレイドさんのブースでは、オンラインで相談できる席が設置されていました。それぞれの席にはモニター、マイク、カメラが置かれ、対面にできるだけ近い環境となっていました。また席も隣り合わせにならないよう配置され、ソーシャルディスタンスをたもったまま相談することができました。
プレイドさんのブースで紹介していたのはCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」。

ウェブサイトやアプリでのお客様の行動や感情をリアルタイムに解析することで、お客様一人ひとりに合わせた顧客体験の提供を可能としたサービスとなっています。
https://karte.io/



店や企業の在り方を考え直すセミナー


中村様


まずは10時からはじまった専門セミナー『瞬時に、お客様を引き付け、立ち止まらせる! 売れる手書き店頭ボード・POPの作り方と活用法』の様子をご紹介します。
(株)店頭販促コンサルティング 中村様によるセミナーではお客様が店に入ろう、商品を買おうというきっかけを作り出す店頭ボード・POPがなぜ良いのか。アナログだからこその魅力を解説されました。

手書きボード・ポップはボードや紙とペンがあれば制作できる手軽さ、印刷物とは違いリアルタイムの情報を反映できること。必要なものを揃えるのにもコストがとても低くなります。さらに人との接触が減っている今だからこそ、人の温かみを伝えることができる手段にもなります。こういう時だからこそ、店頭ボード・POPを取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
店頭POPに必要なのは達筆さ、絵の上手さ、センスの良し悪し。ではなく、どういう言葉でどう伝えるか。字や絵の技術よりも、言葉が重要です。
しかしいきなり店頭ボード・POPを書けと言われても難しいもの。そこで今回のセミナー内では販促効果を上げるための絶対条件、どの商品にも使える配置、文字を書く上でのポイント、色のルール、店頭ボード・POPの位置などが紹介されました。


12時20分からはセミナー会場Bにて店舗集客コースの特別講演が行われました。
(株)グリッド/(株)吉野家/公益財団法人日本スポーツ協会 田中様による『吉野家が変えた「牛丼の売り方」と、集客戦略』の講演ではコロナ禍になる前のお話からはじまりました。
好調だったコロナ禍以前。その要因となったのは28年ぶりのサイズ変更や他の企業とのコラボレーション。もっと食べたい、少ない方が良い、健康になりたいなどお客様の声を取り入れたメニューが大好評となりました。
吉野家さんではコアなターゲットのLTVをどう上げていくか、新規をどう獲っていくか。この2点を核として、さまざまな施策を考えています。
コロナ禍になって打ち出したのは、テイクアウトの価格を安く提供する施策。子供が学校に行かなくなって負担が増える母親に向けたこの施策で、テイクアウトの比率をかなり伸ばしました。

田中様がセミナーの中でとくに重要だと話していたのはソーシャルグッド。普段から会社の人格を明確にしておくことで、有事の際にも変わらずお客様が接してくれる会社になるということでした。


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そして、17時をもって閉幕となりました。
約半年ぶりの、東京ビッグサイトでのイベント開催となりましたが、
出展社の皆さま、講演をしてくださった皆さま、ご来場くださった皆さまのご協力で無事に開催・運営することが出来ました。事務局一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
会場でのコロナ対策にもご協力いただき、ありがとうございました。
本記事で、「第12回 Japan マーケティング Week 夏」のレポートは終わりになります。
少しでも展示会の熱気や、展示会の中の様子、が伝わっていましたら幸いです。


★日経新聞社にも本展示会の様子をレポートいただいています。

次回のレポートでは関西初開催となった、「第1回 Japan マーケティング Week 関西」の様子をお伝えします。関西ならではの、出展ブースや、セミナー講師陣が登壇しましたので、お楽しみに!