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【セルフインタビュー】2022年について。

社会人になった2018年から、架空のインタビュアーを立てて、答える「一人情熱大陸」のようなことをしていた。


主観で書くこともできるけれど、文字にしてみたら
書きやすいのではないか?と思ったので実験的に
やってみます。

では、どうぞ!



即興演劇(インプロ)との出会い


_____怒涛な一年でしたね。おつかれさまでした。

いやー、お疲れ様でした。本当に、文字通り怒涛でしたね。楽しかった!


_____よかった(笑)  今までで一番幸せな1年でしたね。  そういえばインプロに出会ったのは2月なんだよね。

そうそう、2020年にWSでそういうジャンルがあるよって知って。
なんでも話していいんだって安心感がありましたね。

普段は考えて話しているし「この言葉は相手が機嫌悪くならないだろうか」と顔色を伺っているものですから。


_____株式会社フィアレス(以下、フィアレス)のCOO(今はCEO)
もりじゅんとzoomであったのが全ての始まりでしたね。

その前に先ほど話した2020年のWSで出会った、しめちゃんがきっかけだったんだよね。もりじゅんをリツイートしてて、これに私がリプ送ったのが始まりで。「zoomしましょう!」って。スピード早かったなぁ。


_____初対面の人と話すのに抵抗ないですか?

全くない(笑)
だって話聞くの楽しいじゃない!
想像もしない考えとか、私の悩みは大したことないなって新しい発見がある。誰一人として同じ人生なんてないわけだし。


_____確かに、もりじゅんと初対面なのに盛り上がってましたね。

もりじゅんも初対面の人と話すことに慣れてるからね。懐かしいなぁ。
同じ年というのもあって、あの頃は忍翔さんと同じくらい雲の上の人に思ってたな。



インプロバイザー、忍翔との出会い


_____そこで忍翔さんの名前を知るんですよね。

そう!インプロを専門にしてる忍翔さんっていう人がいてね〜って。アシスタントをやってて、フィアレスの立ち上げに関わらせてもらったり。
人生を変えてもらったんだよねって。
「私もいつか会えたらいいな」って思ってTwitter
フォローしたかな。
舞台がある時に観にいこうって。


_____その後に忍翔さんと出会うんですよね。

2月下旬に忍翔さん主宰の、演劇無料塾(第二回)の開催を教えてもらって。年齢が29歳以下だったら演技経験関係なく申し込みできるからどう?って。

でも、俳優を目指してないから絶対に落ちるって思って一回はスルーしたんだよね。
だって、俳優になる気もないのに申し込んだら失礼でしょ。
オンラインでインプロのワークをやってみて「インプロを広めたいな」って思ってはいたけど。
相手はプロで想いがあってやっている企画だから、
初めから受ける資格がない人が踏み込んではいけない領域だと思ってた。



_____まさか無料塾の前に初対面で共演することになるとは!

誰も思ってなかっただろうね(笑)私も信じられない。 

人生が変わる予感がしたんだよね。
だから残しておかなきゃって思って。スペースで
話した後にすぐ書き始めた。
興奮で全然眠れなくて(笑)

_____そうですよね。本当に打ち合わせもなかった?

そう。マスクしていいですか?しか聞いてない(笑)
同時に夢じゃないかなと思ってて。目が覚めたら
全部嘘なんじゃないかと。

だって、中学生の頃になんとなく25歳のうちに舞台に立てたらいいなと思ってた。
欲を言えば下北沢で。だから、一気に叶うことに
怖さもあった。
演劇って台本を覚えて稽古をするのが当たり前だと思ってたから。


_____当日はすごく心配してましたね。

そうそう、開場前に入り口を下見した。
「現実なのかな?」って。
入り口で出迎えてくれた忍翔さんに挨拶はしたけど、暗かったから「認識されてるのかな?」って少し心配だった(笑)



_____それからはあっという間でしたね。

いやー、びっくり。本当に呼ばれるのか疑心暗鬼だった。全身の震えが止まらなかったね。
怖さと嬉しさ。

名前を呼ばれた時に「あぁ、現実なんだ」って。
あっという間の時間だったな。たくさんの温かい言葉をもらった。
お客さんも知らない人ばかりだったのに、とても
温かく見守っていただいて。一緒に泣いて笑って、本当に素敵な舞台ってお客さんと旅をすることなんだなって思った。
あの時間があったから「好きなことをしていいんだよ」って自分に許可を出すきっかけになったかな。


_____忘れることはないでしょうね。

うん。絶対に忘れない。だって、初対面で名前しか知らないはずの私にまるで今までの人生を見てきたような言葉をくれたんだよね。

ずっと不思議だった。「なんでわかるんだろう?」って。


_____なぜかわかりました?

今思うと私の行動や言葉に考え方の癖が出てたから、それを掬ってくれていたんですよね。
初対面は特に、毎日自分を否定していたので。
自分で言うのもなんですけど、態度に出るからわかりやすい(笑)


第二回 演劇無料塾の記録生活

_____その後に演劇無料塾(以下、無料塾)が始まるんですよね。

何だかよくわからないまま引き受けて「ちゃんとしなきゃ、迷惑にならないように」って初回はすごく気を張ってて。
俳優を目指す人が、俳優が来るわけだから、って。
発言は極力避けて、空気みたいにそっと端っこにいようとしてた。


_____でも、本当はずっと話してみたかったですよね。

うん。でも演劇なんてやったことないし、観客の私がプロに自分の考えを言うなんてやってはいけないと思ってた。
何も知らない人が口出しするなって言われそうで。おこがましいよねって。
そう思いこんでた。
でも、初回の哲学対話で思い切って発言してみたら皆がちゃんと聞いてくれて。

あぁ、私もここのメンバーの一員なんだ」って
安心した。
恥ずかしくて言えなかったけれど。

_____メンバーはどうでした?

みんな優しくて、ユーモアある人たちだった。
まるで部活みたいな濃い時間だった。
「いつも記事ありがとうね、お疲れ様」って役割が違う私のことも気づかってくれて「忍翔さんの周りには、こんな温かい人たちがもっといるんだろうなぁ」って思ってた。



_____記録をやってみてどうでした?

振り返るとすごく大変だった。やってる最中は気づかなかったんだけど、忍翔さんのスマホで動画、
自分の携帯で写真、記事用にメモと3つを同時並行でやっていて。
脳内では「忍翔さんはこんなことを言うかもな」と妄想していたんだよね。
1回あたり4時間だったから、そりゃ疲れるよねって。
メンバーも記事を喜んでくれたし、「みんなの役に立ててるんだ」って嬉しかった。ただ好きなように書いていただけなのにね。
書いてはいけないこととかなかったし、本当に好きにさせてもらって忍翔さんには感謝しかない。


_____ハードでしたね。でも、結果的にその立場で
良かったのでは?

うん。よかった。あの100時間がなければ、私は
何を今頃やっていたんだろうって思う。
みんなの変化を見るのも嬉しかったし、こんな記録ができる生活を続けて行きたいと思っていたから、取材を仕事にしようと決意できたのかもしれない。
人生って予想外のタイミングで人と出会うし、ほんと、何が起きるかわからない。

愛する9人とともに。



忍翔のアシスタント時代〜卒業


_____しかも無料塾期間中に忍翔さん個人の
アシスタントにもなってましたね。

そうそう、無料塾3回目が終わる頃に「みんなの変化を見るのが嬉しい」って思う自分に気づいたんだよね。
ただ記録をしているだけなのに、なんでだろうって不思議だった。
自分が指導しているわけでもないのに。
だから「もっと忍翔さんの言葉を聞きたい!」って思っちゃんだよね。
自分の頭の中で何をするにも否定的な声もあったから、それが薄まるんじゃないかなって。こちら
その時の感情や出来事、いただいた言葉を残したんだけど、今でも時々読み返して幸せだなぁって噛み締めてる。


_____思いきった直談判でしたね。

忍翔さんから言ってもらったって思ってる方もいるんだけど、実は私からのお願いなんだよね。すごく怖かった。
強い口調は使わないことは知っていたけれど、さすがに断るよねって思った。だって(自分でも思うけど)素っ頓狂な理由だったわけだし。
プロとはいえ、いくらなんでも無理でしょう、と。


_____でも、違った。

「いいよ」って即答だった。びっくりだったなぁ。「アシスタントって名乗りなよ。今から。」って言ってもらえて。「今から!?」って(笑)
その出来事が4月中旬頃で、9月まで約半年お世話になったかな。


_____具体的にはどんなことを?

noteで忍翔さんのワークをまとめてて、無料塾と
やっていたことは変わらなかったな。だからこそ、「私、なにもできていないけれど大丈夫かな?」と不安になることもあって。「何も言われないから大丈夫なんだろうけど、アシスタントらしいことできていないなあ」って思ってた。
言葉に出すと何倍にも負のエネルギーを持って自分の耳に届くから、言葉には出さなかったけれど。


_____無料塾、アシスタント生活を経て最初に共演したときの印象と変わった部分はあった?

とても愛がある方という印象は同じだったな。
昨日読み終えた、嫌われる勇気「他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけない」と書いてあったんだよね。
私も無料塾の記録をお願いされた時、会ったことがないのに任せてもらえたのはこの考えが忍翔さんの中にあったのかもな、と思ったり。

いいギャップとして、忍翔さんも人間なのだと療養期間に入られた時に思った。それまでは雲の上の人だと思っていたから。


_____尊敬する人に対して、そう思ってきたよね。

そう。特別な人だと思ってしまう癖があった。
でも、1年を通して上も下もなく私たちは対等だと体験してきた。
忍翔さんに関わる方々は優しく、愛があって温かい人たち。
こんな安心できる人たちがいる世界は初めてだった。

だから、アシスタント卒業するのが怖かったんだよね。忍翔さんの側って心地よかったし、安全だってわかってたから。今思うと、一人で決めるのが怖かったんだなって思う。


_____なぜ卒業の話に?

9月中旬、取材を仕事にしたいと話をした時に
「アシスタントとして卒業のタイミングじゃない?」と言われて。自分でも「え、今!?」と
びっくりして。後から聞いたら1ヶ月前くらいから考えていたらしいんだけど(笑)

もりじゅんとも話したんだけど、人によってサポートの方法を変えられるところが長所の一つだと思っていて。
私がアシスタントと名乗ることによって「私何もスキルないけど大丈夫?
忍翔さんにメリットあるの?」と疑問だったんだけど、忍翔さんは私の相談にYESをすることがサポートになると思っていただけだったのかもしれないなって。

数年前から観劇した記録や文字で紹介するのが好きで、情熱大陸やセブンルールといったドキュメンタリーを観ていたから取材に意識が向くのも必然だったかなと。今振り返るとね。当時は分からなかった。

卒業の話をnoteで書いた後、少しずつ取材の話が来るようになって。
無料塾から思っていたんだけど、私にとって当たり前だった書いて広めることが感謝される嬉しさを
知った。
そしてカメラも買ったから、もうこれは必然で起こるべくして全て起こっていることかもしれないな、と。


かけがえのない相棒。



取材を仕事の一つに。


_____今後やってみたいことは?

うーん、取材を仕事にしていきたいけれど、今は
それ一つに特化というよりは色んなことを少しずつやっていきたいなって。

取材と、主に生活するための仕事、そして
インプロ。

何か一つを目指すのはかっこいいし、そうしなくちゃって私も今月まで思っていたんだけど、最近それはきついなと気づいた。
だからバランスよくできる道を進もう、と。
将来どうなるか分からないけれど、それは未来の
自分に任せようかなって。

熱中すると一つしか見えなくなって苦しくなってしまうから、苦しまないように楽しめる道を探していたいかな。

やっと誰かと比べないで生きれるようになった気がする。
今年出会った方々には感謝しかない。

優しくて、愛がある方々。私ができるかぎりを尽くしてお礼をして行きたい。
そして私自身も創りたい。夢があるね。
今年が終わりなんて信じられない。
もう一度やり直したいくらい楽しくて苦しかった!

今後もまた色んなことへ挑戦しようかな。
できないと思っていた演劇ができるようになったし、今できないと思っていることは全部言い訳に
なっている気がする。

皆様、改めて出会ってくれてありがとうございました!

2023年もまた、こんな子どものような私をよろしくお願いします。
たくさんの人生を聞いて撮り、書いていきます。

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