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「白昼のグリーンジャーニー」紹介

「これは絶対楽しめる!」直感に従い、すぐにチケットを申し込んでいた。
植物をテーマにした作品を観に浅草へ。




チケットがわりの植物を一つずつ取って客席へ。
粋な演出! 好きだなぁ。


客入れの時点から、作品は始まっていた。
観劇マナーを伝えるのは堅苦しいけど、この演出なら協力したくなる。


※写真は全て掲載OKのものです

ふたりの間に置かれたケースに入っているのは紙。これが後々使われることになる。
客入れの音楽もいつの間にか体が喜ぶので耳を澄ませてほしい。



舞台写真と共にシーン紹介


「これから旅に出かけますよ!」
そんなことを語っているみたい。


彼らが動くたび、引きこまれていく。これから何が始まるのか?
テンポの良い曲で私たちも旅人となり、彼らに連れていかれる。



素敵なガールズたちによるメリハリあるダンスと歌!
美しく、妖艶で、ちょっと痛い。
そんな植物って、なんでしょう?



シュールすぎる。リズムを刻みたくなる音楽と共に「さも当然」の顔をして登場してくる様子は笑わずにはいられない。
これはきっと「何か」にも置き換えられる。


照明を集中して見れたシーン。個人的にここが一番意味がわからなかったけど、自然と笑えた。頭で理解できなくても、身体はどうやら知っているらしいと気付かされた。



雨上がりの朝のような音楽と照明に包まれて、沁みてくる歌はとても優しい。
温かい。デジタルパンフレットに歌詞が載っているので、言葉を見るだけでも泣けてきそう。



ふたつの植物のように寄り添う二人。
切なすぎるストーリー。
現実では味わいたくないけれど、自分が演じる時や観客としては好き。

彼らのその後が見たくなる。想像の世界で結末を書いています。



全員で一つを創り上げていく。人間のように表情はないけれど、何かを感じている植物。
無機質に日々を過ごしている人も、本当はどこへでも行ける。
想像してみよう。何かが始まる。



夜が明け、朝がくる。私は、私たちは1人じゃない。
誰かも、誰かを支えている。
忘れてしまうけど、覚えておきたい。



全部わからなくていいじゃない。


とあるシーンで出てきた言葉が、体を貫いた。
そうか、私は知らないと不安になる。
だから知りたい。それがたとえ、自分が傷つくことになったとしても。


植物は、隣の人は何を考えているのだろう?と答えのない問いが頭をよぎる。

わからなくてもいい。言葉にしなくても伝わる。
けれど、伝えたいし知りたいから言葉を紡ぎ続けていくのだろう。

正解があるのは楽。安心する。◯と×の世界で生きてきたから、頭は求めてしまう。
けれど、ただ目の前で起こる出来事に感情が赴くまま、子どものように身体を委ねてみたらどうだろう。


同時に比べる自分がいることに気づく。演劇を始めたのが今年。キャリアを重ねてきた人たちとは当然ちがう。
身体もまだ不自由なことだらけ。それでも...



I am perfect enough


そんなメッセージも受け取りました。
私も、誰かにも可能性がある。
想像されるのを待っているなら、ワクワクすることを想像し続けよう。

いつか、自分の糧になる。
いつか、誰かに届くかもしれない。
いつか、思いもしれないことが起きる。



本日千秋楽!!
飛び込みでも行けるかも?
気になる方へDMしてみてください!



キャスト

市川真也

大柿友哉

大西碧

春日希

椛島一

塚越光

月代彩佳

藤尾勘太郎

宮本伊織

忍翔


脚本・演出 今井夢子  (Manhattan96)


併せて忍翔さんの渾身のキャスト紹介&見どころが詰まったnoteを観劇前のおともにどうぞ!

マニアックな見方ですが、薔薇がどこかにいるようなので探してみてください🌹
どうやら、全ての人が見えるわけではないようです。

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