父と名探偵コナン
#大学生〜大学院生
ある日の食卓。
テレビでコナンを見ていた父が大発見をした。
何か凄いことを発見した父は意気込んでこう言った。
「ねぇ、コナンって人死に過ぎじゃない?」
一応説明すると、コナンとは名探偵コナンの事で、
見た目は子供、頭脳は大人のコナンが主に殺人事件を解決する探偵アニメ・マンガです。
ぼく「というと?」
父「いや、だから人死に過ぎじゃない?って」
ぼく「ん、あぁ毎回人死んでるもんね。」
父「いやそうじゃなくて。」
ぼく「え?」
父「コナンの周りにはなんでそんなに殺人事件があるんだろう。」
ぼく「あぁ、探偵モノのマンガだからね。」
父「え?」
ぼく「え?」
父「探偵って殺人事件だけなの?」
ぼく「まあマンガの探偵は大抵殺人事件を解決するね。シャーロック・ホームズとか金田一少年もそうだしね。」
父「いや、探偵ってホントは張り込みとか、捜し物とか、浮気調査とかするらしいんだよ。」
ぼく「あぁ…そうなんだ。」
ぼく「それ、いつ気づいちゃったの?」
父「今、気づいちゃったんだよね。ふと。」
ぼく「それはすごい発見をしたね。」
ぼく「手紙とか送ってみれば?」
父「うん、教えたほうが良いよね。」
母は終始無言だった。
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