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クリスマスや忘年会!企業文化施策としての「イベント」の役割どう考える?

企業の文化づくりをお手伝いし、メンバーの”働く幸せ”と事業成長をサポートする「Cultive(カルティブ)」のマネージャー佐藤佳織(かおりん)とディレクター荒井萌(もえ)が、”働く幸せ”に関するノウハウからよもやま話まで、Spotifyで幅広く発信中!

今回は「社内イベント」がテーマ。ご覧いただいているなかには、社内の催し物の企画を任される人事、総務、新入社員の方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、社内イベントの設計に企業文化の視点を加える意味についてゆるりとお話しました!

クリスマス会や忘年会にKPIは必要?

荒井:早速ですが、先日のハロウィンでは人が街に溢れていましたね!この先はクリスマスや忘年会が控えていますが、新型コロナの影響もありオフライン開催をする会社も多そうです(※2022年11月Spotify収録)。

佐藤:スペサンもみんなで盛り上がりたいね!

荒井:ですね!と、ちょうどよいタイミングなため、今日は企業文化施策としてのイベントの役割についてかおりんさんとお話できればと思います。

佐藤:お願いします!ちなみに、もえちゃんはスペサンに忘年会がないことに気づいている?

荒井:・・・たしかに、言われてみればないですね!

佐藤:その代わりに招待状から自作するレベルでクリスマス会を全力でやるんだよね(笑)。事業やビジョンのことに特に触れる日でもないのですが、クリスマス会が一年のなかで最もスペサンらしい一日といった声を社内でよく耳にします。

荒井:たしかに。当日の空気感にスぺサンっぽさがある気がします。

佐藤:ちなみに、スぺサンのクリスマス会はKPIが設けられていないんだよね。

荒井:そうですね!全てのイベントでKPIを設定する必要はないように感じます。

佐藤:でも他の会社の人事や総務の方々のなかには、任されたイベントに参加人数や滞在時間などのKPIが設定されることで、葛藤が生じている方もいらっしゃるのではないかな。KPIが設定されることで、例えば「満足度」のアンケートを参加者から取得する場合があるじゃない?

荒井:イベントに参加してみての満足度ですね。

佐藤:それを取得する時点で、サービスを「提供する側」と「受け取る側」という見えない壁が存在しているんですよね。

荒井:うんうん。同じビジョン・ミッションに向かって仕事をする仲間なのに、ともすれば人事企画の人に対して「何かやってくれるんでしょ?」と受け取る側のスタンスになってしまいがちです。

佐藤:会社の周年イベントなどエンゲージメントやモチベーション向上などの目的が明確にある場合はKPIを設定する必要があるかもしれません。一方でクリスマス会や忘年会にもKPIは必要か、そもそもどんなイベントにどういったKPIを設けるのか、といったところに実は「その会社らしさ」が滲み出るのかもしれません

イベント設計はまず、"つくりたい文化"から!

荒井:イベントの開催方式も会社によってスタンスが分かれるところですね。

佐藤:そうだね!私たちのクライアントのみなさんも、迷いなくオフライン開催にGOを出すところから、ギリギリまで迷うところまで様々。これこそ、会社の文化や風土を反映していると感じます。

荒井:例えば、イベントや会議などでオンラインの参加者が画面をONにするかOFFにするかという点でも会社ごとに慣習が異なりますよね。顔出しのコミュニケーションが当たり前の会社もあれば、音声が届けば問題ないと全員画面OFFで参加する会社もあります。どちらが良い悪いではなく、文化や風土はそういうところにも出るなぁと。

佐藤:うんうん。「オンラインイベントでチャットが盛り上がらない」「オフラインイベントの参加率が悪い」といったご相談を受けることがありますが、そもそも会社がつくりたい文化に応じて開催方式を選択してもよいと思います。

荒井:たしかに。チャットが盛り上がった方がよいと一般的に言われがちですが、盛り上がらなくとも満足度が高いイベントもあると思うんです。逐一リアクションを返すのが不得意な人が多い組織もあるので、一般的な基準でイベントの良し悪しを決めてしまうのはもったいないですよね!

佐藤:どんな文化をつくりたいかを起点にイベントの設計をしたり、こだわってみたりすると、新たなアイデアが生まれるかもしれません

なんでもないイベントがバリューを体現する場に?!

佐藤:スぺサンのクリスマス会の話に戻ると、会社のバリューが発揮されやすい場になるように意識しているんだよね。

荒井:スぺサンには「期待を超えて、幸せを届けよう」や「遊び心を忘れず、豊かな創造力を発揮しよう」など5つのバリューがありますよね。

佐藤:そう。当日は料理担当や装飾担当などに分かれるけど、各担当それぞれがみんなの期待を超えようと動いたり、クリエイターたちが遊び心を持って楽しませようとしたり。社内イベントだからと言ってみんな手を抜かない(笑)。気づけばバリューを思い切り体現するイベントになっているので、それがスペサンっぽさに繋がるのかなと思います。

荒井:なるほど!

佐藤:そうなるのが嬉しいし、イベントとしても良いカタチだなぁと。

荒井:バリューが発揮されやすい場づくりには、イベントの企画者が会社の大切な価値観を理解していることに加えて、その価値観がそもそも社内に浸透していることが重要そうですね・・・。そう考えると、日々の積み重ねが大切なんだろうなぁ。

佐藤:そうだね。この時期はクリスマスや忘年会の企画を任されている人事や総務、新入社員の方々が多いと思います。みんなが楽しめるイベントにすることに加えて、どんな場にして、どんなコンテンツが必要で、誰を巻き込むべきかを、「企業文化」という視点から考えてみると、イベントが文化醸成ツールとして機能するかもしれません!

荒井: たしかに!

佐藤:荷が重いと感じている企画担当者もいらっしゃると思いますが、一人で悩まずに周りにヘルプを出してみると案外そういう企画が好きな人がいるかもしれませんよ。外からの視点だからこそ見えることもあるので、スぺサンにも気軽にお声がけください!

荒井:まとまりました!(笑)では、今日はイベントの在り方についてお話しました。ありがとうございました~!

佐藤:ありがとうございました!

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社員を労う場であり、交流の場でもある社内イベント。
みんなで楽しみながら、理念への理解度やエンゲージメントが高まる場になると素敵ですね!
「企業文化」を意識したイベントづくり、ぜひチャレンジしてみてください!

かおりんともえちゃんがよもやまと話しているSpotifyトーク!気になる全編はこちらからチェック!

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企業文化Labo by Cultive

Cultiveは、社員の幸福度やモチベーションを向上させることで、企業成長をサポートするために生まれたサービスです。経営者の想いを表した理念策定、理念を込めたグッズ制作、表彰イベントの設計などを行い、企業文化の醸成をサポートしています。
公式HP:https://sp-cultive.com/

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