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「POTOFU」正式リリース決定! βテスト開始からの取り組みを紹介します(後編)

「POTOFU」オープンβテスト期間の取り組み

「POTOFU(ポトフ)」の正式リリースに先駆けてお送りしているnote。後編は、3月中旬からのβテスト期間、テストユーザーのみなさんからどのような反響やご意見をいただき、開発に取り組んできたかをご紹介します。

前編はこちら↓

ここからはSoziの取締役COO・高橋玲央奈にも話を聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。

​高橋:「よろしくお願いします!」

取締役とは言いつつもSoziは小さなチームですので、テストユーザーのみなさんのフィードバック一つ一つ目を通して、開発との橋渡しをしてきたのが高橋です。ではさっそく、βテストに参加いただいた方々のデータから振り返ってみましょう。


ひと月のβテスト参加者700人以上! 予想を超える反響に

もともと「POTOFU」のβテストは完全にオープンなわけではなく、関連サービス「OFUSE」の登録ユーザー向けにご案内するというものでした。スタートしてβテスト開始からちょうど1カ月になりますが、今どれくらいの人数が参加してくれているのでしたっけ。

高橋:「この話をしている4月15日時点で、700人強です。2週間目くらいでお願いしたアンケートを見ると、3割くらいの方が既存のOFUSEユーザーではなかったのが意外でしたね。シェアされた方のPOTOFUページを見たりされて、POTOFUを使ってみたくてOFUSEにも登録してくれた方が思いのほか多かった気がします」

POTOFU利用まとめ_note用.001

着実に増えてる……! 予想していたよりも多くの方に興味を持っていただけている感じがします。クリエイターのジャンルは、幅は広いですがイラストを描かれている方が圧倒的に多そうですね。

高橋:「これは、アクティビティに設定できるInstagramやTwitterの見栄えのおかげかなと思います。SNSの投稿画像をまとめやすくなっているので、どなたかがPOTOFUを使い始めて、そのページを見た方が自分もやってみようという流れで、うまく広がってくれたのかなと」

個人的には、アクティビティにYouTubeを読み込んだときの横長表示(※アクティビティを2マス分使って映像のサムネイルを表示)が気に入っているので、映像クリエイターの方にも、もっと使っていただけるといいなと思います。今後、アクティビティに登録できるサービスが増えていくと、より広いジャンルの方に便利に使っていただけそうです。

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フィードバック、こんな感じで受け付けています

前編でも触れたように、いかにもβ版という状態からテストをさせていただき、不具合報告から機能の提案まで、ユーザーのみなさんから本当にたくさんのご意見をいただいています。

少し裏話的なトピックですが、フィードバックをいただくために行った取り組みについて、備忘録を兼ねて振り返っておきたいと思います。

「POTOFU」では、主なご意見窓口として以下の3つを設定しています。

・POTOFUサイト内のご意見箱
・Peing(匿名の質問箱サービス/POTOFU公式Twitterから)
・βテスト2週間目のメールアンケート

とくに多くの具体的なフィードバックをいただいたのは、βテスト期間中、設定ページのはじっこに常に表示されている「POTOFUサイト内のご意見箱」からでした。フィードバック情報はGoogleスプレッドシートで整理し直して、POTOFU公式Twitterで対応状況を公開しています。

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このフィードバック一覧の対応報告メッセージは……。

高橋:「私が書いています(笑)。ラフなメッセージで恐縮なんですが、ひとつひとつにお返事が返せないので、少しでもお返しできることがあればと。あと件数は多くないですが、Peingでもメッセージをいただいています」

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この「アクティビティにTwitterの画像のみ表示したい」というのは、まさにβテスト期間中に追加された機能ですね。どんなフィードバックが多く届いていますか?

高橋:「これは置かれている場所の特性もあるのですが、バグや不具合の報告はほとんどサイト内のご意見箱から届きます。その場で気になったことを、ぱっと送ってくださったのかなということが多いですね。“ここを改善してほしい”とか具体的な提案も、ご意見箱からたくさんいただきました。Peingからは、“こんなことができたら楽しそう”とか、サービスの内容に対する提案が多かったです」

βテストが始まる前に、ご意見箱を上記のようなチャット風の表示にするか、サイトメニューに報告フォームを設けるか議論した記憶があります。常時表示は、操作にはちょっと邪魔ですけど、気軽に送れる形式にしたことでこまめなフィードバックがいただけるようになった気がします。

高橋:「そうですね。整理する前の状態だと300件くらいフィードバックが届いています。それこそ一言、“頑張って!”みたいな応援メッセージもありますし、1,000文字ぎりぎりまで丁寧に書いてくださる方もいらして。βテストの一番の目的は意見をたくさんいただくことなので、無理にでも目立たせておいて良かったと感じています」


アンケート結果や利用状況から見えてきたこと

もうひとつ。βテスト開始から約2週間後、その時点で登録いただいている方に利用状況のアンケートもお願いしました。図の集計時点はアンケート送付から5日目くらいの段階なのですが、それでも100名以上の方にご回答いただいています。

この記事の冒頭でも触れた「OFUSEの既存ユーザーだったかどうか」や「活動ジャンル」など、フィードバックでは見えてこない情報を補うためのものですが、中でもインパクトがあったのは「正式リリース後もPOTOFUを使い続けたいか」という項目で、90%以上の回答が「はい」と答えてくださいました。

高橋:「アンケートに回答くださった方の97%なので、もともとサービス利用に積極的な方々の意見として受け止めていますが、それでもβ版の段階でこれだけの人数の方に“使い続けたい”と言っていただけたのは、正式リリースへの後押しになったと思います」

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一方、別の項目で、登録したけれどプロフィールの公開に至っていない人もいて、「設定を始める時間がなかなか取れない」といった意見も見受けられました。実際、自分のプロフィールをちゃんとまとめようとすると悩んでしまうものですよね。「POTOFU」は少しでも「手間・面倒さ」を感じずに公開できるようなサービスにしていきたいため、これは今後も議論していくポイントかなと思いました。

高橋:「“手間なく簡単に”はサービスの軸になると思っていますので、初めてプロフィールサービスを利用する人にも使いやすいものを目指していくのは変わりません。改善する中で、機能的にもデザイン的にも、複雑さを増してしまう方向は避けたいと考えています」

例えば、チュートリアルで簡単な質問に答えていくと最低限の設定が完了するとか、参考になるユースケースを提示するとか……これは導入するかも分からないアイデアを勝手に言っていますけど、ナビゲーション面でのサポートもあり得る気がします。

また、利用状況のデータからも改善や強化の施策を検討しています。リンクリストに設定されているサービスの比率を見てみると、カスタムで登録されているサービスが思いのほか多岐に渡っていることが分かります。

高橋:「リンクリストはほとんどの方が設定してくれていますし、デフォルトで選べるサービスの追加要望も多いです。ただ設定ページの見易さとの兼ね合いもあるので、表示方法含めて検討していく必要がありますね。βテスト期間中には、BOOTHとGitHubがデフォルトに追加されました。BOOTHはカスタムで設定されている方が多かったため。また、現状設定されている方は多くないのですが、GitHubは開発者の方にもクリエイターとして活用してほしいという思いで追加しました」

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正式リリース後のPOTOFU、将来的な取り組み

最後に、5月1日の正式リリース後の取り組みで高橋さんからお伝えできることがあれば。

高橋:「まず、ご意見として多くいただいているアクティビティの強化・改善には取り組んでいきたいと考えています。各プラットフォームの規約や仕組みに左右される部分もあるのですが、対応できるサービスから順次増やしていく予定です」

あとはデザインをカスタムしたいという要望もありますね。「複雑にしない」というサービスの思想とトレードオフな部分もありますが。

高橋:「そうですね、原則はシンプルに。とはいえ、カスタム次第で自分らしく使えるのは大事にしていきたいので、体験のシンプルさを守りつつ、どのくらいの自由度を組み込んでいけるかは考えていきたいと思っています。将来的な話ですけど、たくさんの方に使っていただけるようになったら、みんな同じレイアウトだと嫌だなって方もいると思うんですね。そうしたら、レイアウトパターンもいくつか選べるようにしようとか検討する可能性も出てきますし、ユーザーの方々の意見も伺いながら、先々の展開を考えていきたいと思います」

すでにアクティビティの表示を工夫して、SNSで紹介している自作商品の一覧として使われている方もいたり、「なるほど」という活用法も見かけます。それならショップと連携して商品を並べて表示できるようにするとか……「リンクリスト」と「アクティビティ」という2つの機能の中で、使い道を増やしていけるようなアプローチはいろいろあり得るのではないかと思いました。
正式リリースが「完成」ではなく、今後も話し合いながらより良いサービスを目指していきたいです。

高橋:「ご意見・ご要望を受け付ける窓口は正式リリース後にも何らかの形で用意したいと思っていますので、ユーザーの方々からもアイデアや気づいたことなどお知らせいただけると嬉しいです。ぜひ多くの方に、POTOFUを役立てていただければ幸いです」


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