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50代からの楽しみ

ちょっと落ち込んでいた気持ちも、だんだんと復活してきました。
前々回、励ましのコメントやスキをくださった皆様、本当にありがとうございました。

未消化の感情をそのまま書いてしまって、今となっては恥ずかしい気持ちもありますが、「にんげんだもの」ということで大目にみていただければ幸いです(*^^*)


ここ数日は夏休みで、高校時代の同級生たちと集まる機会がありました。
吹奏楽部で一緒だった数名を中心に、アンサンブルユニット(というとカッコいい)を組んで、ときどき練習しているのです。わたしはフルート担当のひとりです。

先日は女子(アラ還になっても女子)5人組の練習。近々、町内のちょっとおしゃれなブティックでミニコンサートをすることになり、バタバタと特訓中。決して上手ではないのですよ…!観客はみんな誰かの知り合い、ミスしても愛嬌で乗り切るコンサートです(もちろん無料です笑)

もちろん、一生懸命練習しますが、1時間ほど根を詰めて疲れると「ちょっと休憩しようか~」と、持ち寄ったお菓子をシェアしながらおしゃべり。

話題豊富な子がいるので、大笑いしたり、おもしろい情報を聞いたり、「ちょっと」の休憩がだいたい1時間になります。練習する前からコンサートの衣装をどうするかで盛り上がったりね。そういうのが楽しいです。

実はわたし、今年に入ってウン十万のフルートを新しく買いました。それまでは40年前(!)に親に買ってもらったフルートを使っていたのですが、やっぱり音の響きがあまりよくなくて。「このアンサンブルを、みんなでずっとやっていこうよ!」という話になったとき、「新調するなら今だ!」と思い立ち、清水の舞台からとりゃ―――っと飛び降りました。80歳まで吹けば、あと20年は使える!20年で割ればウン十万でもコスパの良い自己投資です。

「60歳、70歳でも演奏を続けていたら新聞が取材に来るね!」「還暦コンサートでは、みんな赤いドレス着る?」なんて笑いながら練習しています。


そして、その翌日は、同じく同級生の男の子(世間的にみるとアラ還のおじさん)とふたりで練習。彼はギターの名人です。

わたしの清水寺フルートの話を聞いた彼が、「上等フルートを買ったなら、もっと披露する機会がないともったいない」と気遣ってくれて(みんなに優しい、同級生のまとめ役のひとりなのです)、ギター&フルートでジャズをやってみようということになり、はじめての音合わせ。

彼のギターがカッコいいので、わたしがまだイマイチでも雰囲気が出て、こちらはこちらでまた楽しい…!次に合わせるときのために、もっと練習しとこう!!と、ワクワクしてきました。


こう書くと、「高校時代からの仲良しが続いているなんていいね」と思われそうですが、実はそうではないんです。

女子5人組のうち4人はたしかに部活仲間でしたが、高校時代の友人グループでいうとわたしは所属が別だったし、5人中のあとひとりとギターの男の子とは、高校時代にはしゃべったこともありませんでした。

50歳になるときに開かれた節目の同窓会をきっかけに、まとめ役をしてくれる子たちがいろんなメンバーに声をかけてくれて、いまのような仲間ができたというわけです。

このほかにも、バンドとか、ギター同士のユニットとか、歌のうまい子、サックスのうまい子などなどが、いろんな組み合わせで遊んでいます。

今はコロナのせいで、医療・福祉関係者たちが参加を控えていますが、はやくまたいろいろできるといいね、還暦同級生コンサートをみんなでやりたいね、と話しています。


50代って、子育てしていた人も一段落して、家や会社の外に楽しみを見つけたり、つながりをつくったりがしやすくなる年代なのかなと思います。

みんな仕事も忙しくしているけど、ちゃんと遊んでる。ゆるくいい感じのつながりがある。楽しみがある。

いいな、と思っています。




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