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用件以外何もないメール

夏期休暇中の今日、同僚からショートメールが届いた。
休暇中に参加することになっている、外部のZoomセミナーの詳細が記載された用紙の画像。

それだけ。

「お疲れ様です」もない。
「例のセミナーの詳細連絡です」もない。

これが先輩からのメールでも悲しいけれど
この同僚は結構年下だ。

初めは、「先に画像を送って、今から文章がくるのかな」と思った。
でも違った。本当に画像だけ。

失礼だと思う。でも、腹が立つというより泣きたいくらい悲しくなった。

こんな話をすると、「失礼な人ですね!」「常識のない人ですね!」と同情してくださる方もいるかもしれない。

でも、この同僚は、ふだんそんなにひどい人ではない。どっちかと言うと気が利くほうだし、仕事もできる。むしろ、ICT関係などでは、いつももたもたしているわたしは彼に助けてもらうことも多い。

だから悲しい気持ちになる。ドラマの敵役みたいにわかりやすい嫌な人じゃないから。
彼の本心は知る由もない。たしかに、画像を見れば用件はわかる。すべて網羅されていて何も困らない。いつもスピード感のある仕事をしている人だから、無駄なことはしないという考えかもしれない。

でも、わたしは、「あなたは、数文字の挨拶を添えるにも値しない人だ」と言われたような気がした。そんなに嫌な人じゃないはずの彼から、そんなメールをもらう自分が悲しい。そんなに軽んじられていたのだろうか。尊敬されなくていいけれど、ほんのひとことを添えない気持ちがわからないからこたえた。


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