届けない手紙と、「好き」という感情

去年送ろうと書いた手紙がある。

私が言えなかった言葉たちを綴っている。

全て真っ新になったと思っていたけれど、
思い出を詰めた箱から出てきてしまった。

見つけてから数日間苦しかった。（笑）

伝えようとして書いたのに伝えてもいなかった。

手元に私の届けたかった想いが残っている。

でも。

もう、届けないでおくんだ。

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人を好きになる気持ちがわからなくなっている。

ときめくってなんだろう。

優しくされて嬉しくなること？

好きになるって胸がぎゅっと締め付けられること？

それって、私感じてるかな？

思おうとすればできちゃうよ。
嬉しくなることも、胸が苦しくなることも。

これって「好き」って感情？

私ね、しばらくもういいみたい。
もう自分のそういう気持ちよくわかんないから笑

昔言われた「それって憧れ？恋？」の質問も、

「大事にされてない」って言われたあの瞬間も、

忘れられないけど、わかんないなあ。

好きってなに？
私は好き、だった。好き？
私は、、私が、誰を？

高校演劇でやった『化粧落とし』(竹内葵作)の千尋の台詞を思い出す。

あの頃移していただけの気持ちが、
今ならハッキリとわかるよ。

だから私は届けない。

ゆっくり自分を大切にしてあげたいのよね。
また素直に気持ちが出せるまで、
待ってあげたいんだよね。

あの時千尋がブレスレットを切ったように、
私も、この手紙を捨てようと思う。

届けたつもりでショウカさせようと思う。

だから今日これを書いて、届けた事にする。

おめでとう、素敵な人生でありますように！！

Soyoka.