ととのい椅子では視点ぼんやり視野狭く

わたしの視力も聴力も、ふだん頑張りすぎている。世界には情報が多すぎる。

銭湯で水風呂につかり天井を見上げるとき、健康センターでととのい椅子に座り風に吹かれるとき、視力も聴力もほとんど機能していない。ただただ血が巡り、悩みや煩悩は霧消する。

何も凝視せず、視野も30度くらいに狭くなり、斜め下ではなく斜め上を向く。向くだけ。見てない。スマホパソコンテレビを見つめ過ぎな右目さんと左目さんに情報を極力入れないようにするのが、「ととのい」への近道だと思う。

サウナがこんなに流行っているのは「スマホから1〜2時間離れられる」というのも大きいのではないか。

で、今日から始まった #チームラボサウナ
さすがに高温なサ室にはスマホ持ち込み禁止だったが、水風呂やととのいスペースはスマホだらけ。

とてもいい企画だし、アート作品は流石だし、ピカピカな施設やメトスの熱はよかったが……己の内面や血流と向き合う空間ではないわなー。リピーターのみの「スマホ禁止デー」をやってもいいのでは？と思った。

次回、「薄暗いとこが好き」「湿ったとこが好き」「狭いとこが好き」のどれかです。