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観覧車の高さを甘く見すぎていた  自由律俳句

猫タワーみたいな所に乗せられたアフタヌーンティーのお菓子

スコーンは大きすぎる

スコーンはお菓子の側なのか

指が乾燥していてスマホの濁点が付きづらい

コンデンスミルクあってのいちご

今多分送るスタンプを探してそうだから待つ

話の横入りで最後まで話させてくれず、聞く

耳栓アイマスク喉マスクで布団に入る

顔を洗うとツルツルツルと袖口から入ってくる冷水

午後9時に犬のおもちゃを片付け寝かせる

         ◇◇◇

いつも近くの市にある野菜の直売所に行くのだが、今年はお煮しめ用の野菜もここで買うことにした。そこにはランドマークのように遠くから見える観覧車がある。
 観覧車は子どもの頃に乗ったような乗ってないような、記憶はおぼろげ。
 遊園地でも幅広い年齢層がゆるーく景色を楽しむ、又遊び疲れて休憩も兼ねるようなイメージ。
    とはいえお子様の乗り物だ。
時間もあるし、一回乗ってみようかと夫と観覧車に
乗ってみた。

恐さは全く感じない、ちょっと退屈かもと思っていた
平日だったので貸し切り状態。人気だというシースルータイプへと案内された。一周どれ位時間が掛かるのかを尋ねてみると10分、と意外と短い。遠目に見ると殆んど動いてないかのように見えるからもっとゆっくりだと思っていた
動いてるままのゴンドラにホーム?から乗る。ちょっと昔のスキーリフトに乗るタイミングを思い出し、緊張する。
なんか、速くないか、上がるの。
みるみる高い、ちょっとちょっと!
頂上付近
夫は遠くを見回し何かが見えるとかどうのこうの言っている。私は外が見れない。恐くて。おしりに電流。過呼吸出そう。今止まったらどうなる?時々ニュースで見るジェットコースターが止まって数十人取り残される、を思い出す。乗客は二人だけだから尚更困る。ニュース沙汰にだけは……どうかこんな上空で止まるのだけはやめて下さい、神様、見晴らしなんてどうでもいいから、お願いします。目を閉じたりちょっと薄目を開けたり。よって肝心な最上部の写真が撮れなかった。下を向いてなんとか撮った上の1枚もゴンドラ内にピントが合っていて高さをお伝え出来ないのが残念けど、動揺の様子で恐怖が伝わればと…………。
下がる感じがする。
もうそろそろいいかな
よしよしそうだそうだ、降りろー降りろー。
恐かったぁ
無事着陸、母なる大地よ、再会の歓びよ。
そういえば乗るとき係の人が
「シースルーで大丈夫ですか?」
と言っていたような気がした。
断れば良かった。

#自由律俳句
#年末の過ごし方
#遊園地
#観覧車

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