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本当の分析力。

 つい最近でした。色々な考えで頭の中が整理できていない自分がいました。こんな時、は外にでて散歩でもしようと、暖かい太陽の下を歩いていました。歩きながら考えると、どうゆう訳か、頭の中が整理できる感じがします。よく、今の考えをノートなどに書き出すと良いと言いますが、それと同じ感覚です。
 30分ほどフラフラして、パンの焼ける匂いの誘惑に打ち勝ち、自宅に戻ってきました。
メールソフトを立ち上げいくつかのメールを確認していると、気になる題名がありました。

 「採用基準」 これは本の名前なのだろうか?すごく気になり検索をかけてみました。とても心惹かれる題名でしたので、直ぐに近くの本屋さんに走りました。なんとそこで在庫がまだあり購入しました。著者は言わずと知れたマッキンゼー出身の方でした。
 
 しかし、この本はマッキンゼーの採用基準だけの本ではなかったのです。これからでも、今でも働いている人たち向けの本でした。もちろんそれは私も含みます。この本を読むまで私は「職場のリーダーは一人いて、その人の考えに従えばいいのだ」と言う無難多数派の方でした。
 
 実はこの考え間違っていたのです。これからの私達に必要なこと。それは、全ての人がリーダーシップを取ることのできる考えを持つことなのです。リーダーシップの中でも様々ことが求められます。私は得に共感を覚えたのは「分析力」でした。この本を読むまで私の分析力の意味は「洞察力が鋭いこと」と、考えていました。

 しかし、この考えは見事にひっくり返されてしまいます。本書の中でこの考え方をラジオの分解に例えられています。今までの私の分析力と言うのはラジオを分解して、構造を見極める力。それこそが分析力だと思っていました。

 これは完全に違っていたのです。そうです。この分析力も必要なのですが、今から必要な考え方は、分解したラジオの部品で、別の価値がある物に作れないかという考えです。今までは教えてもらった、エクセルやワードの使い方を同じ様に反復練習すればよい言う考えでした。
 
 けれど、この分析力の考え方を取り入れると、教えてもらったことを土台として、さらに別の方法で新しい手法を手に入れることはできないかという考えに切り替わりました。この考え方を毎日どんな些細なことでも良いので当てはめていくと、最初は難しくても慣れていくと、面白い様に自分の考えが広がって行くことを感じられます。
 
 今までは一つの考えに執着して、一つを極めれば良いとう考えが強かった様に感じます。けれど、この分析力の考え方を身につけておくだけで、色々視点から物事を考えることができます。そして、その自分の考えた方法の裏づけるために、さまざまな人に声をかけ、違う意見も取り入れることで、まったく別のこと考えることができるのです。

 そして、さらに心惹かれた考え方がありました。それはスパイク型人間です。簡単に言うと誰でもが自分の得意とする分野があると思います。そこが一番重要なのです。なぜなら、リーダーシップを発揮していく上で必要なことは平均点ではないのです。
 
 様々な困難が訪れた時、自分の得意とする分野まで引っ張り込めばいいのです。この考えに出会ったとき、私はとても気持ちが楽になりました。なぜなら、得意分野をどうにか生かせないかと日々考えていたのです。その様な、受け身の考えは間違いでした。
 
 そうなのです。自分から引っ張り込めばいいのです。そして、自分の得意分野を使い理解することができれば、難しく頭を抱えることはないのです。
また、本書では平均点の方は難局を越えることも難しいだろと言っています。それは、得意分野がないので引っ張り込む場所がないから、難局を乗り越えるエリアに引き込むことができないからです。
 
 私自身、本書を読むまでは、地頭や論理的思考に長けている人が会社や国を引っ張って行くとばかり感じていました。けれど、本書を読み進めるうえで必要なことは「リーダーシップ」がとても重要なことだということを理解できました。
 
 今までの様に「上司からの指示待ち」だけでは、経済は回らないのです。これからは、自分自身が動き、いい意味で周りを巻き込んで行く事ことのできる方が必要とされる時です。
 
 そして、自分自身の人生を構築する上でも「リーダーシップ」は必要不可欠なのです。いつも曖昧な行動しかできなかった自分がこの本を読んだおかげで、様々な人生をおくることができていると思いました。
 
 全ての人がリーダーシップを持つことでより良い方向へ進んでいくのだろうと思いました。災害が発生した際、到着した食料を分配する担当がいなくても、自分達自らの考えで配布を考え実行できる人こそがこれからの時代に求められる人材なのです。
 
 そして、最後に著者はこんなことも言っています。それは、「英語力を鍛えよう」です。
 私自身の英語力は低いのですが、この本に出合って、さらなる英語の重要性を認識しました。まだまだ未熟の英語力ですが日々勉強して行きたいと思いました。


 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 題名がすごくインパクトのあり、内容もとても濃かったです。
 ぜひ一度、お読み頂ければと思います。
 
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