雪。この季節のお話。
雪の予報が出ていた。
きっと明日は雪だった。昨日は晴れていた。けれど明日はきっと雪が降る。
実家は周りより少しだけ雪が多い地域です。
冬は基本的に白の空間で過ごしていました。通学はもちろん雪。
産まれた時から雪と関わっていたので、雪のエピソードは星の数程あります。
例えば室内のドアが閉まりづらくなったら雪下ろしのサイン。
なぜなら、雪の重みで家がきしむのです。
きしむ。これを音で表すと「ピシッ」です。
子供の頃夜中にこの「ピシッ」っていう音が怖かった気がします。
慣れないと結構怖いです。
夜中、暗い所で「ピシッ」「ピシッ」って。でもたまに「バキ」って音がして本当にこの家大丈夫か?と思いながら数十年。全然つぶれていません(笑)。
実家との会話で「今雪がある?」という問いかけで「ないよ」というと50cm以下のことを言います。
30cmの積雪では雪があると判断しないのです。
これも、違う意味での文化なのかもしれません。
高校生の時のエピソード。
猛吹雪で休校なのかもわからないのでとりあえず学校に向かいました。
私達はよほどのことがない限り、自転車で通学していましたがこの時ばかりは吹雪で何も見えないので歩いて行きました。
久しぶりに凍えながら教室に入ると、半分くらいは登校していませんでした。
授業開始のチャイムを待たずに先生が入ってきました。
「今日は休校なので帰っていいよ」と一言。
歓喜と近かしい悲鳴に似た声。
なぜならあの猛吹雪の中を帰宅するのです。
凍えて。しかも寒すぎる。
そんな高校生でした。
前にも少しお話した、消雪パイプ。
すごく便利な文明の利器なのです。
しかし、4つの穴から水が噴水の様にでるのですが、砂利が詰まってしまうと大変です。
4ヶ所の穴から出る水が3ヵ所に減ってしまうのです。
ご想像通り、水の勢いがまして遠くに飛んで行ってしまい、本来溶かしてくれるべき場所が溶かしてくれないのです。
最後に一つ。
雪の上を歩く時気を付けていることです。
毎日何気なく歩いていると思います。けれど、雪の上を歩く時ですが、「足裏全体を地面につく様に意識して歩く」と転倒防止に繋がると思います。
実は雪の多い所に住んでいた分、滑る雪と滑らない雪の区別が見ただけで判断できてしまうのです。
経験からくる特殊能力です。
もちろん、子供の頃から幾度となく転んで経験したたまものなのですが……。
なので、ここでこんな感じの雪は滑りますので注意してください!とも書けず、言わば「口伝」ではなく強いていえば「転伝」でしょうか?
色々書きましたが、もし、雪上を歩く際はくれぐれも走らずゆっくり足の裏全体を地面につけて歩くイメージ。ということを思い出してい頂ければと思います。
一人でも多くの方が転倒しないくれぐれもお気を付けください。
という、降雪予報が出るたびに記事にしたかった内容を書かせて頂きました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事を読んで頂いて、雪での事故が少しでも減ることをあればうれしいです。
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