良い畑では、なぜ可愛い花が咲く雑草が増えるのか。
畑の地力が上がってくると、だんだんと植生(雑草の種類や様子)が変化していくので面白い。
その変化を見ていると、可愛い花が咲く雑草が増えるなということに気がつく。
土が痩せている時には花が咲かないものや、可愛くない花のものが多い。
例えばチガヤ。
スギナ。
ヨモギとか。
ところが土づくりが進み、地力が上がってくると、可愛らしい花を咲かせる雑草が増えてくる。
例えばハコベ。
ホトケノザ。
オオイヌノフグリ。
僕はこういう雑草の小さな花がすごく好きで、派手な花はあまり好きじゃない。
では、ここからが本題。
なぜこういった可愛い花が咲く雑草が増えるのか。
そもそも花は何のために咲くかというと。。。
そう、虫を呼ぶため。
花の蜜を吸うミツバチやハナアブなどに花粉を運んでもらうことで、他の兜受粉し繁殖してる。
花びらがあることで、ミツバチやハナアブは花を見つけやすいし、着地しやすいんじゃないかな。
つまりこれは虫と共生することを前提に存在している雑草だということ。
そういった雑草が増えてきたということは、その畑の生態系がより多様になり、豊かになってきていることを表しているのではと思ってます。
自然界は弱肉強食のイメージが強く、他者より強くあることで生存競争に勝っていると思われがちです。
でも実は生態系が多様になり、安定してくると他者と協力する方が生存の可能性が上がっていくようになっているようです。
そのため畑においても生態系を多様にしていくことで、他者と共生しようとする雑草が増えるため、野菜とも共生しやすい雑草が増えてくるようです。
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