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シネマティック、CiraFilm200とKodak Vision3

チャンプカメラさんにて販売されているCiraFilm200について。
今回は写真より考察中心のネタです。

ジャカルタからやってきたフィルムとのことですが、その真相については後ほど。
まずは写真を。

Film:CiraFilm200
Camera:Nikon F3

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CiraFilm200とKodak Vision3

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結論から話すとCiraFilm200の中身はKodakのVision3でした。
現像を終えたネガのパーフォレーション付近を見ると「Eastman 5213」という文字があります。
この文字を検索すると引っかかるのがKodakのVision3 200Tというフィルムです。

Kodak Vision3について

ざっくり説明すると
・Vision3は映画用のフィルム
・タングステンフィルム
・本来写真撮影用フィルムではない
・現像プロセスはECN-2(日本国内の写真屋ではできないらしい)
・C-41現像できない(バックコートの問題)

つまりCiraFilm200はKodak Vision3 200Tをジャカルタにてバックコートを剥がし、空のパトローネに詰め替えたのではないかというフィルムです。
原理としてはCinestillと同じですね。

描写


劣化しているように感じられます。
そして汚いパーフォレーション。
この原因はバックコートを剥がしたからか、Vision3だからなのか、タングステンフィルムだからなのかは私は分かりません。
以前期限が3ヶ月程切れたCinestillを使用した際も著しい劣化が感じられました。

しかしコマによってシネフィルムらしいかっこいい写りも見せてくれます。

注意してほしいこと

販売元のチャンプカメラさんも注意喚起されている通り、

CiraFilm含めたこの手の詰替フィルムはテープで固定されていることが多いそうです。
テープで固定されたまま現像の機械に突っ込んでしまうと、機械がフィルムをカットできず故障する可能性があるそうです。
フィルム現像の機械は当然高く、故障した場合最悪現像ができず店仕舞....という状況に陥りかねません。
ただでさえ減りゆく写真屋を更に減らすようなことは絶対に避けたいものです。

そのためにも怪しければお店へ現像前に確認をする、フィルムは買ったお店で現像する等、撮る側の私達自身でも気をつけましょう。


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