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「中学生に戻ったような興奮冷めやらぬ読後感に、本が好きだって再認識した~『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』~」③

                             2003.1読了
 
ある日の夕方に第4巻の『炎のゴブレット』を読み終えました。なんだかぐったりもしているし、興奮状態も続いています。
他のことが手につかない気分です。(でも、ちゃんと炊事をやらなくちゃ…)
 
以前も書いたとおり、原作は第一巻から続けて図書館から借りて読んでいました。そして、何か月も経って予約していたこの本の順番がやっと回ってきました。
 
 
その前に、「ハリポタ」の本はいずれ子どもたちにも読んで欲しいと思っているし、夫も私が借りた『秘密の部屋』しか読んでおらず、ゆっくり読みたいとのことで、ついに購入を決意。
まずは先日ネット注文した新品の『アズカバンの囚人』が手元に届いた所でした。
 
(なぜ第三巻から購入したのかは、たぶんですけど夫が『秘密の部屋』までは読了していたし、映画『アズカバンの囚人』の公開がまだだったから、それまでに読んでおきたいという理由だと思います。)
 
残る第一巻、二巻、そしてこの四巻も購入しようかとしている所へ図書館より電話があり、借りてきたのです。
 
それからすぐに読み出した私は、一気に読んでしまうのに必死でした。
家事やいろんな用事をするにも、
「早くやってしまいたい、いっそ早く夜になり皆寝てくれないかな」と毎日思うほどでした。
それくらい、読みたくて読みたくて仕方なかったのですね。

ライン

 
 相変わらずのダーズリー一家でハリーの生活が始まり、ウィーズリー一家がハリーを迎えにやってきたくだりは、読みながらクスクス笑いがこみあげ、声に出すのをこらえるのが大変でした。その前に、まずぞっとする場面もあり、期待はふくらむばかりです。
 
それからクィディッチ・ワールドカップや、魔法界の三校対校試合、その間にもいろんな人物が入り乱れ、ハリーとロンに初めて訪れる異変。
第四巻の下巻も後半部分は読むのを止められない衝撃的な内容で、自分でもしだいに興奮してくるのがわかりました。
 
そしてついに誰も起こって欲しくないと思っていた結果と、その後続くであろう闇の魔法使いたちとの闘いを強靭な意志で受け止めるハリーの成長ぶりが、続く第五巻をますます期待させます。
 
二冊にわたる第四巻は、「こんなに長そうなのに最後まで読めるかしら」と、他の本だったら思うでしょうが、「ハリポタ」だと全くそういう心配が頭に浮かびませんでした。そして実際読んでいる最中も感じなかったし、最後の方などは「え~っ、もう終わり?もっと読みたい!」とまで思う始末でした。
 
今回も、いろんな伏線と二転三転するエピソード、誰をみてもあやしそうな人物の動きが、いったい誰が危険な人物だろう?と予想を楽しくさせ、私の考えた結末もやっぱりひっくり返されてしまいました。
(いったいどんな結末を思い描いていたのでしょうね。これももうさっぱりわかりません…)
 
本当に作者には頭が下がる思いです。早く第五巻が出て欲しいし、映画の方も『アズカバンの囚人』公開が待ち遠しくて仕方がありません。あと半年ちょっといらいらしちゃうだろうなあ。

ライン

…というようなすごい興奮状態で、この時の読後感想を記録していました。

当時、このおもしろさを知ったからには、世間のコアなファンの皆様と同じく早く読みたいという気持ちが先走っていた時期です。これは最終巻の発売まで続くことになります。沼に嵌りましたね…わたし。

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