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「気配りの男」

小学校での家庭訪問ネタ、長男編である。

次男の先生のすぐ後に長男の先生の訪問時間を組んであった。
次男の担任がやや遅れてこられたため、まだ次男の担任と話が弾んでいる途中で、長男の担任が来てしまった。

まだ途中ということで次男の担任も話を止めるわけにもいかず、長男の担任にはそのまま居間のほうで待ってもらうことにした。

何とか次男の方が終わり、お茶を入れ替えて出さなきゃと慌ててダイニングの方に行くと、なんと!先生の前にはもうお茶が出されているではないか!

「えっ!?もしかして長男君が出してくれたの?」
「うん!俺が入れて出した」
「あ、はい。お茶入れてもらいました」

ほえ~…。気が利くじゃあないか!
先生に対してもイメージアップできているようだ。

そういやなんか、以前からそうだったなあ。
自分の友だちが来たときでも、もてなさなきゃという思いからか、自分で友だちと自分の分のコップを出してきて飲み物を用意していたっけ。

やはり上の子というのは、よく親のやっていることを見ているんだろうなあ。
私は末っ子で甘えて育ったので、そういう気遣いが子ども時代なかなかできなかった。
姉たちが何の迷いもなく細かいことに気が付くのを、うらやましく、尊敬の眼差しで見ていた。

長男はそれができている。そこはやや安心。
問題は私に似た次男である。ただでさえ下の子は他人にお任せの傾向があるのに加えて、周りにあまり気を配れない。でも長男とは比べてほしくないという反抗心は人一倍持っているから面倒くさいのだ。

社会生活をしていくに従い、自然と身に着けていけることを信じたい。

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